歌手の絢香が、自身初のカバーアルバム『遊音倶楽部〜1st grade〜』（9月4日発売）を引っさげた全国ツアーの初日を、兵庫の神戸国際会館 こくさいホールを皮切りに5日、スタートさせた。同アルバム全曲のほか、4年ぶり披露となった「三日月」などのヒットナンバー。さらに、新曲「ありがとうの輪」もライブで初お披露目するなど、豪華セットリストで構成されたステージに、6000人のファンが酔いしれた。

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　ライブは、「音楽を楽しんで、いろんなことを学ぼう」という、アルバムのテーマ“学校”を思わせるチャイム音とともにスタート。アルバムのジャケットと同様に、マニッシュなスクールガールルックで登場した絢香は、久保田利伸の「LA・LA・LA LOVESONG」や中島みゆきの「空と君のあいだに」など、新作に収録された全11曲の名曲を次々と披露。

　『ネスレ キットカット』の日本発売40周年記念ソングとして書き下ろした新曲「ありがとうの輪」の歌唱では、じっくりと聴き入るファンの姿を前に、感極まり涙腺をゆるませる場面も。また、今回は過去のオリジナル楽曲のなかから『ツアーで聴きたい曲』を募集し、TOP5を披露するというスペシャル企画もあり、「三日月」のほかデビュー曲「I believe」や『NHK紅白歌合戦』でも歌った「みんな空の下」など、名曲のオンパレードとなった。

　「ライブをするこの時があるから、頑張ってこれたし、この場所がとても大事です」。絢香の想いのこもった歌声に、会場は温かい空気で満ち溢れていた。約1年ぶりとなるツアー『絢香 LIVE TOUR 2013Fortune Cookie〜なにが出るかな!?〜』は、11月29日の最終日・仙台サンプラザホールまで、11ヶ所19公演を開催予定。