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海上自衛隊の歌姫、三宅由佳莉がCDデビュー

 全国23万人の自衛官唯一の歌手で、海上自衛隊東京音楽隊に所属する3等海曹・三宅由佳莉が、アルバム『祈り〜未来への歌声』(8月28日発売)でCDデビューすることが明らかになった。

海上自衛隊東京音楽隊3等海曹の三宅由佳莉(ソプラノ)が8月にCDデビュー

海上自衛隊東京音楽隊3等海曹の三宅由佳莉(ソプラノ)が8月にCDデビュー

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 大学時代に海自が歌手を募集していることを知った三宅は、日本大学芸術学部音楽学科声楽コースを卒業後、自衛官初の「歌手採用」で2009年4月に入隊。その後、ほふく前進やカッター(ボート)訓練等、自衛官としての基礎訓練を受け、同年9月、東京音楽隊に初のボーカリストとして配属された。

 入隊当初は「決まった時間の消灯・就寝や起床等の生活にかなり衝撃を受けた」という三宅だが、現在では「本当に今の仕事に誇りを持っていますし、自分のできることを精一杯やりたいと思っています」と強い責任感を示す。

 デビューアルバムは、海自東京音楽隊長の河邊一彦2等海佐が作曲したオリジナル曲「祈り〜 a prayer」のほか、「アメイジング・グレイス」「夢やぶれて(《レ・ミゼラブル》より)」「花は咲く」「ふるさと」など幅広いジャンルの名曲を収録。所属する海上自衛隊東京音楽隊の演奏に乗せ、ソプラノを響かせる。

 アルバムに先駆け、17日から「祈り〜 a prayer(Piano version)」の配信をスタート。東日本大震災で大切な家族を失ってしまった子どもたちや被災者への応援歌として作曲された同曲は、「希望」がよみがえり、「夢」が実現され、いつか明るい「未来」が来ることを祈って歌われている。同曲のYouTubeの再生回数は30万回を突破。清楚なルックスと透明感のある歌声に熱烈なファンも多く、音源化の要望が殺到していた。

 三宅はデビュー作について「このCDを聴いて、元気になってもらいたいですね。悩んでいたり、不安でいたりすることもあると思うし。ちょっとでも慰めになったり、勇気に変わったり、希望になったり…、そういうものになれたらいいかなと思います」と話した。ユニバーサルミュージック内の特設サイトでは、「祈り〜a prayer」の紹介ビデオを公開中。

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  • 三宅由佳莉デビューアルバム『祈り〜未来への歌声』(8月28日発売)

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