人気アイドルグループ・SKE48が25日、東京・日本武道館で初の単独ライブを行った。松井珠理奈、松井玲奈らメンバー72人は持ち味のハツラツとしたパフォーマンスで2時間半で全37曲を披露。同グループ最多の1万1000人を熱狂させた。

【写真】その他の写真を見る

　武道館で4日間6公演開催される『AKB48グループ臨時総会 〜白黒つけようじゃないか！〜』のトップバッターを飾ったのは、13日に結成以来初の組閣（グループ再編成）を行ってから初のコンサートとなったSKE48。

　2メートル×12メートルにおよぶ668インチのLEDを床面に使用し、アリーナ全面をぶちぬいた八角形のセンターステージ、その周りの360度つながれた花道に72人が広がると、会場のボルテージはいきなり最高潮に。珠理奈は冒頭から「武道館でぶどう、噛んでいこう」と得意のダジャレを炸裂させ、高柳明音は「SKE色に染めるため、皆さんついてきてくれますか？」とあおった。

　2曲目の「SKE48」から32曲目の「オキドキ」までの約1時間半、メンバーはMCなしのノンストップで連続31曲を歌唱。48グループ史上最長記録を達成し、珠理奈は「最初聞いたとき、無理なんじゃないかと思ったけど、乗り切れた。私たちの本気、伝わりましたか〜？」と拳を突き上げた。

　ヒット曲「バンザイVenus」「パレオはエメラルド」などを披露したほか、チームSから移籍した玲奈率いる新チームEをはじめ新チームで3曲ずつ熱演。アンコールで歌った「掌が語ること」では玲奈が涙を浮かべる一幕もあった。

　360度ファンに囲まれる形でパフォーマンスした珠理奈は「（メンバーの）卒業があったり、組閣があったりしましたが、きょうがSKE48のスタートだと思っています。前向きに頑張っていこうと思うので、これからも応援していただけますか？」と投げかけると、会場からは割れんばかりの大歓声。ラスト曲は「手をつなぎながら」で締めくくり、手をつないだW松井は最後まで観客の声援に応えていた。

⇒⇒ 1日目SKE武道館公演のフォトギャラリー