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MISIA、アフリカから紅白初出場 歌番組出演も15年で初

 歌手・MISIAが大みそかの『第63回NHK紅白歌合戦』に初出場することが12日、わかった。1998年2月にデビューし、まもなく15周年を迎えるMISIAが歌番組に出演するのは実質初。紅組の「特別出場歌手」として、紅白史上初となるアフリカからの生中継でパワフルな歌声を日本に届ける。

紅白史上初となるアフリカからの生中継で『第63回NHK紅白歌合戦』に初出場するMISIA

紅白史上初となるアフリカからの生中継で『第63回NHK紅白歌合戦』に初出場するMISIA

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 中継場所はアフリカ南西部に位置するナミビア共和国の“世界で最も過酷で美しい”と言われる「ナミブ砂漠」。約8000万年前に生まれたとされる世界最古の砂漠は、夏の最高気温は40度を超え、冬の最低気温は氷点下という寒暖差が激しいことでも有名。MISIAは世界一の高低差330メートルの壮大な砂丘をバックに、5オクターブの音域を持つとも言われる圧倒的な歌唱力を響かせる。

 音楽活動と並行して社会貢献活動にも積極的に取り組んできたMISIAとアフリカとのかかわりは、世界的ロックバンド・U2のボーカル、ボノに勧められて2007年にケニアを訪問したことがきっかけ。以降、自身のライブで子どもたちを支援するためのチャリティーグッズの販売や写真展を開催、2008年にはアフリカの貧困撲滅を訴えるライブイベントを横浜で行い、ケニア、マラウイ、マリなどの子どもたちに教育支援をしてきた。

 アフリカの魅力についてMISIAは「アフリカを旅したときに、音楽は言葉の壁を超えることを教わりました。彼らは『音楽があれば言葉を超えたところでコミュニケーションができる。そして、音楽があるところには闘いもない。僕らにとって音楽とはそういうものだよ』と教えてくれました」と公式サイトに綴っている。

 デビューから一貫してコンサートを中心に活動してきたMISIAは、WOWOWのライブ中継や情報番組のインタビュー出演はあるものの、自身が歌番組に出演するのは初。NHKの番組関係者は「日本を代表するシンガー、MISIAさんのパフォーマンスは番組の中でも印象的なシーンになると期待しています。なかなかテレビの歌番組で触れる機会がなかったので、大みそかはドラマチックな歌声との出会いを堪能してください」と力を込める。

 MISIAは紅白に先駆けて今月下旬にアフリカを訪問。これらの活動を含めたMISIAのドキュメンタリー番組が来年2月にNHK-BSで放送される予定。2月20日には、新曲や初CD化曲も含めた15周年記念ベストアルバム『SUPER BEST RECORDS 〜15th Anniversary Celebration〜』を発売することも決まり、年が明けてからもパワフルな歌声で日本を元気づけてくれそうだ。

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  • 鉄分を含み赤みを帯びたナミブ砂漠の砂丘をバックに歌う
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