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長山洋子、“アイドル”解禁で20年ぶり「ヴィーナス」熱唱

 歌手の長山洋子(44)が10月31日、東京・浅草公会堂でデビュー30周年記念コンサートを行った。1993年に演歌転身以降“封印”してきたアイドル時代の楽曲を解禁し、ヒット曲「ヴィーナス」(1986年10月発売)をステージの上で約20年ぶりに披露。この日のために作ったひざ上スカートの赤いドレス姿で会場を沸かせると、80年代のアイドルソングをメドレーで歌いファンを魅了した。ステージで長山は「機会やリクエストがあれば、30年で欠かせないアイドル時代なので、封印を解いて披露させていただきたい」と、アイドル“復活”に意欲を見せた。

デビュー30周年記念コンサートを行った長山洋子 (C)ORICON DD inc.

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 アイドル10年+演歌20年という歌手人生の長山が、節目の集大成を見せた。冒頭、着物姿で登場した長山は、「でもね」ポーズでお馴染みの「捨てられて」や演歌デビュー曲「蜩」などをこぶしを利かせて熱唱。大歓声を受けながら「おかげさまでアイドル10年、演歌20年、そして歌手生活30年。私の歌を一生懸命聞いて下さる皆さま、支えてくれるスタッフ、健康に産んでくれた両親に感謝の言葉しかありません」と感慨深げに振り返った。

 ショー中盤にはドレス衣装で現れ、アイドル・長山としてファンの視線を釘付けに。2009年に期間限定でアイドル活動を復活させたことはあるものの、ステージ上で「ヴィーナス」を歌唱するのは約20年ぶり。そのほかにも、事務所の先輩の小泉今日子の「なんてったってアイドル」、松田聖子の「青い珊瑚礁」、中森明菜の「少女A」、荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」を振り付けつきでカバーメドレー。慣れないドレスに「着心地は着物の方がいいですね」と苦笑するも「お客様が喜んでてホッとした。あと、意外とこぶしが回らなくてホッとした」と胸をなでおろしていた。

 2010年には第1子となる長女を出産し、ママとしても奮闘中の長山は、我が子について「音楽に興味あるみたい。三味線に興味があって、空弾きする。AKBの歌も歌いますよ、素質あるなって思う。もう、親バカです」と母としての表情ものぞかせた。

 新旧の楽曲を織り交ぜ、9歳の頃に始めた津軽三味線のルーツである門付けをテーマにした芝居「門付け兄弟旅(ふたりたび)」も展開し、長山ワールド満載となった同コンサート。デビュー30周年記念曲となる新曲「ほっとしてください」で締めくくった長山は「30年です。まだまだ通過点。心に届くような歌を歌えるように精進していきます」と観客に一礼し、10年後、20年後先を見据えて前を向いていた。

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  • アイドル、演歌など30年間の集大成を魅せた
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