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鉄拳の“泣ける”パラパラ漫画がミューズ公式MVに 世界59ヶ国で配信

 お笑い芸人・鉄拳が制作したパラパラ漫画『振り子』が英ロックバンド、ミューズの公式ミュージックビデオに採用され、31日から世界59ヶ国で配信されることが決まった。

鉄拳のパラパラ漫画『振り子』

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 『振り子』はもともと、テレビ番組の企画で鉄拳が描き下ろしたもの。番組放送後、“泣ける”ストーリーが話題となり、YouTubeにアップロードされた動画は300万回再生を記録し、世界レベルで話題に。「パラパラアニメ・アーティスト」として認知を広げ、国内のみならず世界各国から制作の依頼が舞い込むようになった。

 その依頼主の中に、今夏のロンドン五輪の公式テーマ曲を手がけたミューズが含まれていた。鉄拳は『振り子』の動画BGMとして、同バンドの「エクソジェネシス(脱出創世記):交響曲第3部(あがない)」を使用していたことから、動画の評判が広がるにつれて音楽にも注目が集まり、そのうわさがミューズのメンバーの耳にも届いた。

 実際に動画をYouTubeで視聴したミューズは完成度の高さに感銘し、同曲の公式MVとして『振り子』をリリースするアイデアを快諾。ミューズの公式作品として、今月31日から世界59ヶ国で配信決定、国内でも主要音楽サイトで配信される。

 公式MV配信にあたっては、テレビ番組用に3分ほどに編集した音源ではなく、オリジナルの4分36秒の長さにする必要があり、今回、約1分30秒のアニメーションを新たに描き下ろした。制作には1620コマもの原画を使用、約60日の時間が費やされ、完成した『振り子』完全版はよりストーリーに深みを増した。

 鉄拳は「パラパラマンガを作成したときに、どのBGMが合うかさまざまな音楽を聴きました。そして運命の出会いをしたのです。それがミューズの『Exogenesis:Symphony Part 3』でした。初めて聴いたときにこれだ! これしかない! と思い即決でした」と同曲をBGMに使った経緯を明かし「ミューズのBGMを使用したパラパラマンガ『振り子』は今では僕の宝物の1つになりました」と感激。

 一方のミューズは「鉄拳が想像力をかきたてるようなビデオを作ってくれたことをとても嬉しく思っています。僕たちの音楽が、こんなふうに興味深く解釈されているのを見るのは、とてもすばらしいことだと思うし、彼と再びコラボレーションする機会があればと思っています」と賛辞を送った。

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