人気グループ・SMAPが26日、東京ドーム5日間連続公演をスタートさせた。約3時間半におよぶ初日のクライマックスでKis-My-Ft2のメンバーが私服でステージに飛び入りし、「オリジナル スマイル」を一緒に歌うと、場内のボルテージは最高潮。中居正広は歌い終わるや「早く帰れよ。お前らが来たときが一番盛り上がったじゃんか」と嫉妬し、超満員5万5000人の観客を笑顔にさせた。

　トータル95万5000人を動員する巨大ドームツアーが後半戦に突入した。福岡、大阪、名古屋で計12公演を終え、東京に帰ってきた木村拓哉は「東京ドーム（88年3月開業）とSMAP（同年4月結成）は同い年なんですよ」と巨人ファンの中居から仕入れた豆知識を披露。中居は「1988年＝昭和63年。知ってる？　俺たち、Hey!Say!JUMPには入れない。なんたってみんな、昭和だから」とおどけ、笑わせた。

　最新アルバム『GIFT of SMAP』（8月発売）収録曲を中心に全33曲を披露。5人それぞれのソロパフォーマンスのほか、『SMAP×SMAP』（フジ系）の名物キャラになりきってのコント、さらには草なぎ剛が3連続のバク転を披露するエンターテイナーぶり。

　最年長40歳の中居も終始キレキレのダンスで観客を魅了していたが「5日間もたないよね…。悪いけど、明日から30パー（％）くらいだから」と弱音を吐くと、すかさず木村が「明日、（巨人の）原監督が見に来るって」と“元気の素”を投入。中居は翌日に備え「これ以降は手を抜かなきゃ」とジョークを飛ばし、観客を笑わせていた。