前田敦子が次期エース候補の島崎遥香を激励した。人気アイドルグループ・AKB48が24日、悲願の東京ドーム公演3daysの初日を開催し、卒業を3日後に控えた前田が後輩たちの悩みに真摯に答えた。なかでも島崎には「MC、私が言うのもあれだけど、下手だよね」と指摘しつつ、自身の経験を踏まえてエールを送った。

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　1期生の前田を筆頭にチーム4メンバーの島崎、高橋朱里、川栄李奈、そしてSKE48の向田茉夏が「7時12分の初恋」を披露。島崎が「今、私たちがこうして大きなステージに立てるのは、先輩たちのおかげです」と棒読みに近いテンションで前田に語りかけると、場内は失笑に包まれた。

　前田も思わず突っ込むほどで、島崎は「頑張ってるんですけど、思いが伝わらなくて」と困り顔。メンバー内から「ぽんこつ」と呼ばれる“いじられキャラ”島崎に、前田は「私も“省エネダンス”って言われてたから大丈夫だよ」と後押しした。

　トークは前田への悩み相談コーナーとなり、向田が「前田さんがすごい大好きなんです。どうしたら、前田さんになれるんですか？」。照れる前田は「メンバーに、秋元（康）さんの『絵の具になれ』という名言があるんだけど、茉夏は茉夏の色になれということ。私になるんじゃなくて、自分の色を見つけて自分らしくいった方がいい」と諭した。

　14歳からAKB48のエースを担ってきた前田は「メンバーといっぱいケンカした。そういうのを経ての絆が今につながってる。だから、みんなも言いたいことをいえばいい」と後輩たちにアドバイスを送った。

　島崎から「アンチはきつくなかった？」と直球質問を受けると、前田は「悲しかったこともあったけど、握手会で話をしたりすると『最近推してる』とか『好きになった』とか言われると嬉しかった」と、今まで支えてきてくれたファンに感謝。「私もそうなりたいです〜」と熱視線を送る島崎に対し、前田は「また心がこもってないよ」と突っ込んでいた。

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