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【オリコン】シングル市場7年ぶりに300億円突破…AKBグループが貢献

■2012年上半期音楽ソフト市場全体売上表はこちら

 オリコンは19日、2012年上半期の音楽ソフト(シングル・アルバム・音楽DVD・音楽Blu-ray Disc)の売り上げをまとめた市場レポートを発表した。シングルの活況と音楽BDの普及により、音楽ソフト全体の総売上額は1564.2億円(前年同期比101.0%)を記録。2008年以来4年ぶりに前年同期比を上回った。さらに、売上枚数(同104.2%)でも前年同期比増を記録したのは2005年以来7年ぶりとなった。

上半期シングル1位の178.1万枚を売り上げたAKB48「真夏のSounds good !」(5月発売)

上半期シングル1位の178.1万枚を売り上げたAKB48「真夏のSounds good !」(5月発売)

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 昨年、6年ぶりに前年同期比増を記録した「シングル」市場の総売上は320.2億円(同120.5%)と、前年同期の265.6億円から一気に2割増の活況を呈した。上半期のシングル総売上額が300億円を超えたのは2005年以来7年ぶりで、オリコンが市場全体の推計調査を開始した2004年以降、上半期では最高の売上額となった。

 調査期間内に5億円以上を売り上げたシングルは、AKB48の「真夏のSounds good !」「GIVE ME FIVE !」、嵐の「ワイルド アット ハート」「Face Down」「Your Eyes」、SKE48の「片想いFinally」「アイシテラブル!」、NMB48の「ナギイチ」の計8作品。姉妹グループの売上増により、AKB48関連アーティストの売上額が市場全体の4分の1以上を占めた。

 一方、レコード産業の収益の柱である「アルバム」市場の総売上は851.6億円(同94.1%)。2007年から6年連続で前年同期比減と縮小傾向が続いているが、09年、10年、11年が前年同期比80%台だったのに対し、下げ幅は縮小。下げ止まりの兆しがうかがえる。

 「音楽DVD」と「音楽BD」 を合算した音楽の映像ソフト市場の総売上額は392.5 億円(同104.0%)と3 年連続で前年比増を記録。過去最高額だった前年同期の金額をさらに更新した。

 内訳では「音楽BD」が2 倍近く急伸し、53.4 億円(同191.4%)を売り上げた。集計期間内に1 億円以上を売り上げた作品数を見ても、前年上半期4 作から、今年は11 作に増加。新しいメディアが音楽市場で浸透し始めていることがうかがえる。BD 移行が加速するなか、「音楽DVD」の総売上は339.0 億円(同97.0%)は少ない下げ幅で踏みとどまった。



◆2012年オリコン上半期ランキング特集
 シングルアルバムDVDミュージックDVD過去のランキング


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