玉置浩二率いるロックバンド・安全地帯がデビュー30周年を機にソニーミュージックに移籍し、同社内に自主レーベル「SALTMODERATE」を設立したことが26日、わかった。新レーベルでバンドと玉置ソロ名義の活動を並行して行う。レーベル名「SALTMODERATE」は「塩分控えめ」の意味。50代のメンバーがライブ活動を続けるためにも健康に留意して、自然体でいこうという思いを込めた。

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　ソニー9年ぶり復帰第1弾作品は、安全地帯の珠玉バラード10曲のセルフカバーに新曲2曲を加えたアルバム『The Ballad House〜Just Old Fashioned Love Songs〜』（8月22日発売）。ジャケットは「原点回帰」の意味も込め、アマチュア時代に故郷・北海道旭川の廃屋を自分たちの手で改装したスタジオ『ミュージカル・ファーマーズ・プロダクション』をコラージュした。

　同アルバムを引っさげ、9月に北海道・いわみざわ公園野外音楽堂キタオン、東京・国際フォーラムC公演が決定。10月には玉置のソロアルバム、来春には安全地帯のオリジナルアルバム発売を予定する。

　最近では韓国の人気グループ・2PMやSHINeeのメンバーがコンサートでカバーするなど、安全地帯のアジア人気は絶大。中華圏で安全地帯や玉置のソロ曲のカバーは100曲におよぶことから、中国公演をはじめとしたアジアツアーも検討中という。