ORICON NEWS

LUNA SEA、慈善公演でファン2万4000人と黙祷

 ロックバンド・LUNA SEAが22日、さいたまスーパーアリーナで東日本大震災復興支援チャリティーライブ『A Promise to The Brave』を開催した。ボーカルのRYUICHIは「俺たち5人を80年代後半から支えてくれたファンが、震災で傷つきました。俺たちがもらった夢を、少しでも返したいと思います」と語り、集まった2万4000人のファンとともに1分間の黙祷。さらに「こうやってステージに立ってるのは、“残された魂”という大事な使命を持ってるからだと思う。悲しみを乗り越えて、魂の炎を燃やし続けて」と呼びかけた。

チャリティーライブを行ったLUNA SEAのボーカル・RYUICHI (C)ORICON DD inc.

チャリティーライブを行ったLUNA SEAのボーカル・RYUICHI (C)ORICON DD inc.

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 「どんな困難にも負けない【勇敢な者たちとの約束】」と題し、被災された方々へのエールも込めて実施された同公演。RYUICHIが「俺たちとみんなの思いを、一緒にステージの上でぶつけ合わせようぜ!」とシャウトして会場を盛り上げれば、ドラムの真矢も「俺たちの情熱で日本中を温めようぜ!」と激しいドラミングで鼓舞した。

 代表曲「TRUE BULE」を含む前半5曲を歌い終えた場面では、RYUICHIの言葉をきっかけに黙祷が捧げられ、今年4月9日にチャリティーソングとして配信した約10年ぶりの新曲「PROMISE」も披露。今年はこの日をもってLUNA SEAとしての活動は終了するが、今後も復興支援に努めていくことを誓い、RYUICHIは「ステージに立てることを誇りに思う。ここ(さいたまスーパーアリーナ)はある時期まで被災された方が避難していた場所。意味のある場所で、こうしてたくさんの仲間と向き合えた」と感謝し、「I for you」「ROSIER」など全20曲を熱唱した。

 この日のLUNA SEAは、復興支援と銘打ったライブとあって、持ち込んだ機材や電力を必要最低限に抑え、火薬などを用いた特効演出もラスト曲「WISH」時に銀テープを放つだけにとどめるなど、ド派手な演出を控えた。ステージも、前日に同所で慈善公演を行ったSIAM SHADEの舞台を受け継いで使用した。

 今年はL’Arc〜en〜Ciel、氷室京介、COMPLEXなど、さまざまなアーティストがチャリティーライブを実施。ドーム、アリーナクラスの単独公演での慈善公演は、LUNA SEAの同ライブが現時点で年内最後となっている。なお、同ライブの収益は、日本赤十字社を通じて被災地へ全額寄付される。

関連写真

  • チャリティーライブを行ったLUNA SEAのボーカル・RYUICHI (C)ORICON DD inc.
  • 2万4000人のファンと黙祷したLUNA SEAのメンバー
  • 全20曲を熱唱したボーカル・RYUICHI (C)ORICON DD inc.
タグ

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索