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嵐の、嵐を呼ぶ“国立祭り”、2日間で14万人動員

 人気グループ・が4日、東京・国立競技場で全国ツアー『Beautiful World』の東京最終公演を行い、7万人が熱狂した。台風12号の影響で、2日に予定していた公演が4日に延期となり、まともにリハーサルができない中、大舞台に臨んだ5人だが、5人と7万人の台風をも吹き飛ばすパワーで、前日と合わせ14万人を動員し、無事終了した。

 メンバーの櫻井翔が「雨を降らせるスイッチがあるんじゃないかと思う」と言うほど、前日と同じタイミング、開演時間直前に雨が降りだした。しかし前日強風で断念した、高さ50メールからのワイヤーを使ってフライングで100メートル移動し、登場する演出は見事成功。大歓声に迎えられ、5人が登場した。「国立!台風に負けんなよ〜。俺達5人でお前ら7万人を、元気にしてやる!」という松本潤のメッセージに、レインコートを着たファンは熱狂し、早くもヒートアップしていた。

 年間1組しか許されない国立競技場での公演も、08年から4年連続4度目となり、過去雨に降られたことはあっても、台風による延期は今回が初めてだった。この日の公演は、本来は2日に行われるはずで、「スケジュール、交通手段や宿泊先の関係で、みんなが振り替え公演に来られるわけではないと思う。とても残念です」(櫻井)と、参加できなかったファンへの想いを語った。

 この日は雨も途中から止み、月も顔を覗かせるという絶好のコンディションになり、放水や、数え切れないほどのエコ風船を飛ばしたり、行く夏を惜しむかのような、圧巻の花火などの演出も相まって、客席の声援は大きくなっていく一方だった。77万枚を超えるヒットになっている最新アルバム『Beautiful World』からの楽曲を中心に、新旧の作品を織り交ぜ、約3時間半、ダブルアンコールを含め約40曲を披露した。「これからも僕等についてきてください」というメンバーからのメッセージに国立が揺れ、夏の“国立祭り”は幕を閉じた。

 同ツアーは来年1月に京セラ大阪ドーム、ナゴヤドームでも行われ、15日の福岡Yahoo!JAPANドームでファイナルを迎える。

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