ドリーム モーニング娘。の石川梨華が21日、都内で行われた音楽家で総合プロデューサーのつんく♂が制作する映画『篤姫ナンバー1』記者発表会に出席した。同作の主人公・篤姫を演じ、映画初主演を務める石川は、総重量15kg近くある徳川家が婚礼の際に着用したゆかりの衣装で登壇。「本当に昔のものなので歴史を感じる匂いがする。でも暑くて中が蒸れてきてるから、早く脱がないと私の匂いがついてたいへん」と笑いを誘った。

【写真】その他の写真を見る

　同作は江戸に生きる篤姫が現代にタイムスリップし、銀座の高級クラブでホステスになるという奇想天外なストーリー。今後、役づくりの一環として銀座のクラブに体験入店するという石川は「自分がお客さんとして行きたい。ぜひともつんく♂さんに連れて行ってもらいたい」とおねだりした。

　今作を機に映画制作に本格進出するというプロデューサーのつんく♂は「プロデューサーとして10年間やってきて、音楽や映画という後に残る作品を残していきたいと思った」と意気込みを語った。篤姫役に石川を起用した理由については「卒業生の中で年齢的にもハマっていて、色っぽい石川が浮かんだ」と説明し、篤姫の世話係・タエ役を演じる中澤裕子は「教育係としてのイメージがピッタリ」と太鼓判を押した。

　もし実際にタイムスリップできたらとの問いに「（過去に行って）光源氏にだまされたい」と即答した中澤は、現代では「強いイメージがあるみたいで、（異性に）振り回されることがない」とポツリ。OGに既婚者が増え、結婚に向けたアドバイスがもらえると喜んだものの、石川は「次こそ姉さんが結婚してくれないかと、周りが必死」と本人以上に周囲が焦りを感じている現況を明かし、笑いを誘っていた。

　会見にはほかに銀座のクラブで働く現役ホステス10名が応援団として駆けつけた。劇中には石川と中澤以外のモー娘。卒業生もサプライズ出演するといい、来春以降の公開を予定している。