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東山紀之、主演映画『小川の辺』でチャリティー行脚

 少年隊東山紀之が7日、都内で行われた主演映画『小川の辺(ほとり)』のチャリティ完成披露上映会で舞台あいさつに立った。同作の原作者・藤沢周平の故郷・山形を皮切りにキャンペーンで各地を訪れ、東日本大震災の被災地支援の募金を呼びかけている東山は、「強い心を持って、震災に立ち向かおうとする姿勢が僕たちの心を強くしてくれる。自分たちの使命だと思って、チャリティ上映会に集まってくれた皆さんの思いを届けたい」と話した。

映画『小川の辺(ほとり)』のチャリティ完成披露上映会で舞台あいさつに登壇した(左から)片岡愛之助、藤竜也 

映画『小川の辺(ほとり)』のチャリティ完成披露上映会で舞台あいさつに登壇した(左から)片岡愛之助、藤竜也 

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 これまでに、震災の影響で一時営業を休止していた宮城県のMOVIX利府で同作の試写会を敢行したほか、10日には福島・郡山テアトルでも試写会が組まれ、東山も登壇予定。東北を含む全国各地で行うすべての上映会・試写会に募金箱を設置し、上映会の収益とともに、全額が朝日新聞厚生文化事業団を通して、義援金として被災地へ送られる。

 同作は、山形県庄内地方をイメージした“海坂藩”が舞台の短編小説の映画化。東山扮する主人公・戌井朔之助が、藩命によって妹・田鶴の夫、佐久間森衛の討手にされ、「手向かえば、妹でも斬らねばならぬ」という武士のしきたりやその不条理に苦悩する姿を描く。東山は『山桜』(2008年)に続き、2作目の藤沢時代劇映画に主演。「藤沢先生の作品にある、日本人の力強さ、美しさ、絆が描かれている。映画が、皆さんの心にどのような形でとどまるのかを楽しみにしています」と観客にアピールしていた。

 東山と死闘を繰り広げる森衛役の片岡愛之助は「東山さんとの殺陣のシーンでは、セリフは少ないが、剣と剣が交わり、叫び会っていたように思う」と胸を張った。共演の勝地涼も「日本人の凛とした強さ、清らかな心を感じました。藤沢作品に関わって、身近な人間関係や、親に対する思いをすごく考えさせられました」。舞台あいさつにはほかに松原智恵子藤竜也が登壇した。

 篠原監督は「タイトルの美しい響きに心引かれた。壮絶な果し合いの後、最終的に幸せが描かれている原作のように、映画も何か心に残るやすらぎを描くことができた。東北の人々を思う気持ちともに、それを感じていただけたら幸せ」と話していた。

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  • 映画『小川の辺(ほとり)』のチャリティ完成披露上映会で舞台あいさつに登壇した(左から)片岡愛之助、藤竜也 
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  • 映画『小川の辺(ほとり)』のチャリティ完成披露上映会で舞台あいさつに登壇した松原智恵子 
  • 映画『小川の辺(ほとり)』のチャリティ完成披露上映会で舞台あいさつに登壇した片岡愛之助 
  • 映画『小川の辺(ほとり)』のチャリティ完成披露上映会で舞台あいさつに登壇した藤竜也 
  • 映画『小川の辺(ほとり)』のチャリティ完成披露上映会で舞台あいさつに登壇した勝地涼 

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