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サッカー“復興支援”慈善試合、視聴率22.5%、カズのゴールに4万人が歓喜

 東日本大震災の復興支援に向けた日本代表とJリーグ選抜の慈善試合『東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!』(日本テレビ系)が29日、大阪・長居スタジアムで開催され、平均視聴率が22.5%、瞬間最高視聴率は26.5%(ビデオリサーチ調べ・関東版)を記録。4万613人の観衆が見守るなか、日本代表が遠藤保仁選手、岡崎慎司選手のゴールで2対1と勝利した。Jリーグ選抜は敗れたものの“キングカズ”こと三浦知良選手が渾身のゴールを決め試合を盛り上げた。

サッカー日本代表の監督アルベルト・ザッケローニ氏 (C)ORICON DD.inc  

サッカー日本代表の監督アルベルト・ザッケローニ氏 (C)ORICON DD.inc  

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 試合は前半15分、遠藤選手のフリーキックで日本代表が先制、その後19分に本田圭佑選手のスルーパスを岡崎選手がゴール。2対0で折り返した後半37分、Jリーグ選抜の三浦選手がゴールネットを揺らしカズダンスを披露。観客からも選手からも大きな歓声があがった。

 試合後、両チームの監督がそれぞれインタビューに登場。試合前には「日本の再出発を象徴するような試合にしたい」と語っていた日本代表率いるアルベルト・ザッケローニ監督は「サッカー界、日本全体が一丸となって、我々が何ができるかを考えることが大切だ」と、今後の支援の広がりに期待。Jリーグ選抜のドラガン・ストイコビッチ監督も、被災地に向け「皆様は1人じゃないという気持ちをゲームに託した」と語り、最後に日本語で「がんばれニッポン」とエールを送った。

 2004年12月に行われた新潟中越地震復興支援チャリティーマッチにも参加した三浦選手は、今回の選抜の招集にも早々と参加を表明。試合後は「東北の皆さんに届くことを祈っています。きっと、届いたと思います」とコメント。岩手県出身の小笠原満男選手も、「支援するのは当然のこと。復興が進んでいくにつれて、少年たちのサッカーをする環境を整えてあげたい」と胸の内を明かしている。

 当初は、日本代表の国際親善試合が東京・国立競技場で予定されていたが、震災の影響で中止となり、慈善試合に切り替えられた今回。試合の模様は世界 150ヶ国以上で生放送され、放映権料はすべてチャリティーに充てられる。大阪市は長居スタジアムの使用料を無料とし、国歌を独唱した歌手・倉木麻衣もノーギャラで登場。“復興”の2文字へとつないだ同試合は、被災地、そして日本中を勇気づけてくれた忘れがたい一戦となったはずだ。

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