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桜庭ななみ「忠臣蔵に深く関わった一年でした」

 江戸時代から300年にわたって語り継がれてきた忠臣蔵の討ち入り事件で、生き残った2人の赤穂浪士を主人公にした映画『最後の忠臣蔵』(杉田成道監督、12月18日公開)。同作でヒロイン・可音を演じているのは、若手女優の成長株、桜庭ななみ(18)だ。「忠臣蔵のもとになった事件は授業で聞いたくらいだったので、深くは知らなかった」という現役女子高生の彼女が、「忠臣蔵に深く関わった一年でした。日本の良さというか、日本人の強さを知りました。着物の着こなしや所作、お琴などいろいろなことを身につけることができて、勉強になりました」としみじみ振り返る。

桜庭ななみ 2011年、さらなる飛躍が期待される若手女優の筆頭格だ  (C)ORICON DD inc. 

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 その役どころは、役所広司扮する赤穂浪士の生き残りの一人、瀬尾孫左衛門に、大石内蔵助の娘として見劣りしないよう、大切に育てられた“お姫様”。

 「役所さんとの最初の撮影が、足を洗ってもらうシーンで、『役所さんに足を洗ってもらうなんて!』と緊張していたのですが、役所さんが『可音になりきれば大丈夫だよ』と言ってくださって、その一言で救われました。大、大、大先輩の役所さんが、私のために何度もリハーサルに付き合って下さり、本当に幸せでした。得るものがたくさんありました」

 杉田監督の演技指導は「厳しかった」という桜庭だが、その甲斐あって映画では凛として美しい立ち居振る舞いを披露しつつ、孫左衛門に対して見ているほうがもどかしくなるぐらいのプラトニックで純粋な恋情もきっちり演じきった。

 「可音は16歳で求婚され、孫左衛門と離れたくないと嫌がるんですが、最後は嫁ぐことを決心するんです。自分が可音の立場だったら、好きな人と一緒にいられなくなるなんて、絶対に嫌ですね、無理だと思います。この作品は、時代劇ではありますが、ラブストーリーの要素もあり、とても入りやすい作品だと思います。時代とか、世代とか関係なく、恋愛感情は一緒なんだな、相手に対する気持ちって一緒なんだなって思いました」

 現代に生きる桜庭は「結婚なんて、考えられないです」というのはもちろんのこと、芸能活動にも忙しい。そんな彼女の支えは女子高の友達。「仕事で学校に行けなかったからこそ、友達のありがたみを感じている。『次はいつ来るの?』とメールをくれたり、何も言わなくてもノートをコピーして待っていてくれたり、そういう一つひとつがうれしくて。でも、もうすぐ卒業なんですよね…」

 同作の公開後も『サビ男サビ女/ハゲマシガールズ』(藤田容介監督、2011年1月15日公開)、『ランウェイ☆ビート』(大谷健太郎監督、2011年3月19日公開)、『天国からのエール』(熊澤誓人監督、2011年公開予定)と出演作が目白押し。bump.yのメンバーとして歌手活動にも精を出す。

 「好きな仕事につけてラッキーだと思っています。この人が出ているからこの作品を観てみたいと思ってもらえるような、愛される女優になりたい。来年はもっといろんな作品に挑戦できるように頑張って、そのなかでも反省点を減らしていきたいです」と抱負を語っていた。

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  • 桜庭ななみ 2011年、さらなる飛躍が期待される若手女優の筆頭格だ  (C)ORICON DD inc. 
  • 映画『最後の忠臣蔵』のワンシーン  (C)2010「最後の忠臣蔵」製作委員会 

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