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松山ケンイチ、菊地凛子も水原希子も「ほっとけない」〜『ノルウェイの森』公開初日舞台あいさつ

 村上春樹のベストセラー小説を映画化した『ノルウェイの森』(トラン・アン・ユン監督)が11日、公開初日を迎え、東京・日比谷のTOHOシネマズスカラ座では初回上映後にキャストによる舞台あいさつが行われた。主演の松山ケンイチは同作のテーマカラーである赤と緑の着物でめかしこんだ菊地凛子水原希子に挟まれ、“両手に華”状態あったが、ふたりが放つフェロモンに「ふたりともほっとけないんですよ」とタジタジだった。

映画『ノルウェイの森』公開初日舞台あいさつに登場した(左から)水原希子、松山ケンイチ、菊地凛子 (C)ORICON DD inc. 

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水原が撮影時の思い出として、「松山さんとアイスを買いに行ったんですが、そのことを覚えていなんですよ。でも、私は嬉しかったので」と上目遣いに松山をジロリ。松山は水原に「ほっとけないキャラクターですよね」と言ったところで、そのやりとりを背中越しに見ている菊地の気配に気付き、「凛子さんもそうなんですけど」とそつなくフォロー。菊地は「ありがとうございます」と笑顔になった。

 この男女3人の微妙なバランスは劇中にも反映されている。松山は「完成した映画を観て、僕自身がびっくりしたのは、直子(菊地)といるときは緊張感があって、リズムを合わせようとしても合わせられず焦っている。緑(水原)といる時は、リズムが合って、この人と一緒にいたら幸せになれるんじゃないかと空気で感じている。意識して演じていたわけではないので、それは凛子さんと希子さんの力なのではないかな」と話した。

 ほかに、出演者の玉山鉄二が登壇し、「自分はいま30歳なんですけど、ギリギリ大学生を演じられる年齢にいて、この運命を感謝していて、トラン監督、村上春樹さん、そしてこの時間に感謝しています」と感慨深げにあいさつした。

トラン監督は終始ニコニコ笑顔で「初めて原作小説を読んでから、日本で、日本の俳優で、映画化したいと思っていたので、日本で初日を迎えられたことをとても嬉しく思っています。私が期待しているのは、映画を観た日本の皆さんの響きが外国にも伝わっていくことです」。同作はイギリス、スペイン、フランス、ベトナムなど世界50の国と地域で公開されることが決まっている。

締めのあいさつで松山は、「いまベストな愛し方も、少し時間が経つとベストではなくなってきたりする。それは自分が成長したり、考えを深くなったりした証拠だと思うが、そういう意味でこの映画も皆さんの見方によって、深くもなるし、新しいものを与える作品だと思います。本を本棚に置いてずっと大切にしているように、この映画も皆さんの隣に置いてもらえたら。いい意味で自分のものにしていただきたいです」とアピールしていた。

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