俳優の三浦春馬と佐藤健が1日、東京・日本武道館で開催されたエイズ啓発活動『Act Against AIDS（AAA）2010』に出席。三浦は、所属事務所の先輩で食道がんからの復帰を目指してリハビリに専念中の歌手・桑田佳祐の楽曲「白い恋人達」を熱唱。一方、佐藤は、サザンオールスターズの名曲「いとしのエリー」をカバーして、集まった約9000人の観客を魅了した。

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　毎年12月1日の「世界エイズデー」に合わせ、1993年からエイズの現状や正しい知識などを伝えることを目的に開催している同イベント。18回目を迎えた今年は「感謝まつり THE VARIETY ジュワッチ！（18）」と題し、俳優・岸谷五朗の呼びかけで集まった俳優やミュージシャン総勢23組が集結し、全27曲を披露した。

　岸谷は「何事においても感謝あっての人生」と語り、4年前から収益金を寄付しているラオスに今年3月訪問した経験を踏まえて「現地の子供たちの笑顔を取り戻すために頑張りましょう」と呼びかけ、岸谷と共に進行を務めた寺脇康文も「できることをできるだけやりましょう」と語った。

　タレントのつるの剛士もシークレットゲストとして登場し、自身のカバーアルバム『つるのうた』の収録曲「M」を、元プリンセス・プリンセスの岸谷香と共に歌唱。女優・仲里依紗は、自身の出演映画のキャラクター・ゼブラクイーンに扮して「NAMIDA〜ココロアバイテ〜」と熱唱し、会場を盛り上げた。

　また、8月に初期の食道がんの手術を行い、現在リハビリ中の桑田は、毎年パシフィコ横浜でAAAコンサートを開催しているが、今年は本来全国ツアーに専念する予定だったため、書き下ろしの画と直筆メッセージを寄せたTシャツを制作して参加。Tシャツの収益金はエイズの基礎知識を掲載した啓発パンフレットの制作に当てられる。

　そのほか会場には、女優の吉高由里子、ミュージシャンのサンプラザ中野くん、パッパラー河合、ポルノグラフィティ、FLOW、森雪之丞、Perfume、サエラ、キマグレン、Skoop On Somebody、森公美子、格闘家・角田信朗が出演。AAA活動は、武道館以外に、名古屋、大阪などでも実施され、コンサートの収益金は全額、国内外のHIV感染者・エイズ患者への支援やエイズ基礎知識の啓発資料などに使用される。