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新春SPドラマで『新参者』復活! “原点”作品 『赤い指』初の実写化

 今年4月に放送された俳優・阿部寛主演、東野圭吾原作の推理ドラマ『新参者』(TBS系)の、シリーズ作にして主要キャストの“原点”を描いたベストセラー小説『赤い指』(講談社刊)が、来年1月3日の新春ドラマSP『赤い指〜「新参者」加賀恭一郎再び!』として放送されることが11月30日、わかった。阿部が演じる刑事・加賀恭一郎は原作からの新旧ファンを巻き込み、レギュラー放送では最高視聴率21.0%(関東・ビデオリサーチ調べ)をマーク。今回も阿部に加え、ヒロインに黒木メイサ、従弟の刑事に溝端淳平が続投し、一夜限りの復活を遂げる。主演の阿部は今回の『赤い指』について、「実は僕が加賀シリーズの中で1番好きな作品」とドラマ化に喜びをあらわにしている。

新春ドラマSPとして再タッグを組む『新参者』(左から)溝端淳平、阿部寛、黒木メイサ 

新春ドラマSPとして再タッグを組む『新参者』(左から)溝端淳平、阿部寛、黒木メイサ 

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 東野作品といえば俳優・福山雅治と柴咲コウがタッグを組んだ『ガリレオ』(フジテレビ系)シリーズが好評を博したが、福山演じた天才学者・湯川学を凌ぐ人気を誇るのが10年以上にわたりその成長が描かれてきた“加賀恭一郎”だ。レギュラー放送ではシリーズ最新作『新参者』が実写化され、東京・人形町を舞台に地域社会の結束力や人情、その反面埋もれていく心の闇と大人の嘘が巧みに描かれ、俳優・阿部寛の新たな魅力を開花させた。

 そんな前作の“エピソードゼロ”といえるのが小説『赤い指』。事件を起こしてしまった、ある家族を通じて見える悲劇の連鎖、また加賀自身の家族との関わり合いや彼を取り巻く人間相関図も明らかになる。SPドラマとして約半年ぶりに一夜限りの復活を遂げるにあたり、主演の阿部は「一軒の家の中での会話の描写が鋭く、家族のあり方について、痛いほど考えさせられる」と今作の見どころを分析。共演者の黒木も「『新参者』に続き、『赤い指』で再び阿部さんと共演させて頂く事、嬉しく思います」、溝端も「心から光栄に思います」とそろって喜びのコメント。

 プロデューサーを務める伊與田英徳氏も「『新参者』のドラマ化が決定した時から、是非とも『赤い指』もドラマ化できればと考えていた」と、キャスト・スタッフとの再タッグを心から喜んでいる様子。「みなさんの期待に応えられるように、そして、みなさんへの“お年玉”になるような(中略)最高のドラマにしたいと思っています」と意気込みを明かしている。

 今作はTBSの新年1発目を飾るドラマ作品であり、2時間半の超拡大版。そのほかのキャストも、刑事・加賀と緊迫した心理戦を展開する、事件を起こした家族の父親役に杉本哲太、妻役に西田尚美、そのほか富田靖子佐々木すみ江という味のある面々が出演。さらに、阿部の父親役には山崎努が登場し、見所の1つでもある加賀親子の“知られざる絆”を切なく描きだす。

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  • 新春ドラマSPとして再タッグを組む『新参者』(左から)溝端淳平、阿部寛、黒木メイサ 
  • キーパーソンとなる恭一郎の父を演じる山崎努 
  • 135万部を売り上げた原作『赤い指』(講談社刊) 
  • 今春に注目されたドラマ『新参者』(場面カット) 

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