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蒼井優の役どころは女の子版“寅さん”!? 共演の江口洋介はマドンナ役!

 俳優の江口洋介と女優の蒼井優が初共演する映画『洋菓子店コアンドル』(深川栄洋監督、来年2月11日公開)のヒット祈願イベントが29日、大阪市内で行われた。鹿児島から恋人を追いかけて上京し、洋菓子店で働き始めるヒロインを演じた蒼井の役どころについて深川監督は、「モデルがあるとしたら、“寅さん”」と予想もつかない真意を明かした。

クリスマスツリーに大ヒットの願掛け 映画『洋菓子店コアンドル』に出演の江口洋介(中央)、蒼井優(左)、深川栄洋監督 

クリスマスツリーに大ヒットの願掛け 映画『洋菓子店コアンドル』に出演の江口洋介(中央)、蒼井優(左)、深川栄洋監督 

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 同作は深川監督ほかによるオリジナル・ストーリー。伝説のパティシエと呼ばれながら、8年前に突然、スイーツ界から姿を消した十村遼太郎(江口)。今は製菓学校の講師をしながら、スイーツ評論家としても活躍している。そんな十村が足繁く通うのは、都内でも美味しいと評判の洋菓子店“パティスリー・コアンドル”。そこで偶然、鹿児島からやって来た臼場なつめ(蒼井) と出会う。彼女は東京で武者修行中の恋人を連れ戻し、一緒に地元に帰って結婚することを夢見ているが…。

 深川監督は「今まで見たことのない蒼井優ちゃんを見たい。陰と陽なら“陽”の部分を見てみたいと思いました。竜巻のように風を起こす人がやってきて、大人の顔をしていた人たちが彼女に問題を付きつけられて、動かされ、怒り、泣き、彼女のために集まって、知恵をもって行動する、というような他人に影響を与える人の作品を作りたいと思いました。“女の子版寅さん”みたいな物語。最近、男女の間で愛や恋で響き合う作品が多いと思うんですが、“マドンナ”の十村さんは恋愛路線ではなく、職人同士の師弟関係というところでどのように響き合うか、好きや嫌いではなく、人間同士の影響の仕方で物語を見せたいと思いました」と語った。

 女の子版“寅さん”とともに物語の柱となるのがスイーツ。「普段からケーキを作ったりするのが好きなんです」という蒼井が苦労したのは、「外国語を覚えるような感覚」でゼロから覚えなければいけなかった鹿児島弁。「同じ日本語なのでところどころ、(『フラガール』で使った)福島弁や、(両親の故郷である)大阪弁に似ているニュアンスがあるのですが、セリフを話しているうちに全部福島弁になってしまうこともありました(笑)。音にとらわれてはいけないと思いながらも、セリフの一言ひと言に緊張していました」と話した。

 一方、“伝説のパティシエ”役を演じる江口は「料理するのは嫌いじゃないんですけど、さすがにケーキは作ったことがなくて…。手元にしっかりリアリティがなくてはならないなと思い、専門学校で授業を受けました」と本格的に役作りに挑んだ。専門学校で学ぶ学生たちに触発され、「(パティシエは)憧れの職業なんだと思ったら、意識が変わりました。実際に道具を手にしたら、時間との戦いでとても難しかったです。でも、意外とハマリ症なので、(家で)ブルーベリーでかわいらしくデコレーションしたりして(笑)。出来上がったケーキをデジカメで撮る、というのをやっていました。映画のためです!」と照れ笑いしていた。

 江口、蒼井、深川監督の3人は、用意された大きなクリスマスツリーにオーナメントを飾り、大ヒットを祈願。蒼井は「ただの甘い映画ではない“ビター&スイート”な映画です」とアピールしていた。

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  • クリスマスツリーに大ヒットの願掛け 映画『洋菓子店コアンドル』に出演の江口洋介(中央)、蒼井優(左)、深川栄洋監督 
  • 映画『洋菓子店コアンドル』2011年2月11日(金・祝)より全国ロードショー (C)2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会 

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