人気グループ・嵐の二宮和也が15日、都内で行われた主演ドラマ『フリーター、家を買う。』(フジテレビ系 19日(火)後9:00スタート)の完成披露試写会で舞台あいさつに立った。共演の香里奈は、撮影現場で「二宮くんが現場でずっとトランプをいじって、マジックの練習をしてたんですよ」といい「昔、元“手品クラブ”だった私としては、だんだん闘争心が湧いてきて」と二宮にマジック勝負を挑むも完敗したと明かした。独学で練習に勤しんでいる二宮は「家でやることないときは、朝まで(マジック)やっています。なんかすいません…」と苦笑した。
作家・有川浩のベストセラー小説を原作に、現代社会の抱える問題に鋭く切り込んだ社会派ホームドラマを目指す。主人公・武誠治(二宮)は、職場になじめず3か月で就職先を辞めた“夢なし、貯金なし、甲斐性なし”のフリーター。ある日、母親が重度のうつ病にかかっていることが判明したことから、家族の歯車が徐々に狂い始める。誠治は、家族再生と自身の再起をかけて「家族のために家を買う」決心をする。
同作の内容にちなみ、もしフリーターになってアルバイトするなら?という質問に二宮は、共演する後輩・丸山隆平(関ジャニ∞)に視線を送りながら「関ジャニ∞のコンサートの警備員。今までバイトの経験ないんですけど、ずっと身体動かしてきた仕事しているので、ああいう現場がいい」。同じくバイト経験のない香里奈も「普通のコンビニやファミレスもいいんですが、こういう仕事をしているので、グラフィックとか照明さんとかの裏方さんのアルバイトを。未知の世界なので」と答えた。
約14年ぶりに同局の連続ドラマに出演、うつになってしまう母親を演じる浅野温子は「難しい役柄なんですが、役でやってたのに、みんなが本気で心配してくれてて。逆に、私ってそんなにうつに見えるの?って不安になりました」。父親役の竹中直人も「とても素敵な現場で、毎日が楽しみ。二宮くんを毎日怒鳴り続けてる役で、二宮くんがボロボロになればなるほど切なくなって、二宮くんのまっすぐな瞳に感動しました」と近い共演者の目線から賞賛していた。
舞台あいさつにはほかに大友康平、井川遥が出席。ドラマ『フリーター、家を買う』は、10月19日(火)午後9時よりスタート。
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2010/10/15