俳優の生田斗真が主演する映画『源氏物語』（鶴橋康夫監督、来年公開）に、女優の真木よう子、田中麗奈、多部未華子、芦名星、蓮佛美沙子、室井滋が出演することがわかった。主人公・光源氏役の生田は「ひとつの作品でこれだけ多くの女優さんと共演が出来ることは稀有な経験で、かなり緊張もしておりますが、今から楽しみにしています」と撮影にますます気合が入る。

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　真木は、源氏の亡き母・桐壺役と、それに瓜二つの義理の母・藤壺役を演じる。源氏が理想の女性として慕う初恋の相手だ。田中は年下の源氏への深い愛が嫉妬へと変貌し、生霊と化す六条御息所役に挑む。多部は源氏の正妻・葵の上。芦名は源氏の癒しの恋人、夕顔の君役。蓮佛は紫式部の語り相手・藤原道長の娘・中宮彰子役で出演する。若手女優たちに混じって存在感を放つ室井は、源氏の政敵の中でもとりわけ手ごわい弘徽殿役を任された。生田とは『人間失格』に続いての共演となる。

　同作は、光源氏を中心に、架空の人物が登場する原作の物語と、作者・紫式部（中谷美紀）、藤原道長（東山紀之）、安倍晴明（窪塚洋介）ら実在の人物が、虚実入り混じって情念をぶつけ合う“スペクタル源氏物語絵巻”。9月20日にクランクインし、岩手、京都を中心に撮影が進行中。年内のクランクアップを予定している。

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