映画『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』(中田秀夫監督、10月16日公開)のプレミア試写会が7日、都内で行われ、キャストが一堂に会し舞台あいさつした。同作は時給11万2000円、7日間のアルバイトに集まった10人が殺人ゲームに巻き込まれる心理サスペンス。この日のために映画と同じ時給でアルバイトスタッフを募集し、約14万人の応募から選ばれた愛知県在住の大学生・杉山純一さん(22)が登壇者にマイクを手渡すなどして注目を浴びた。アルバイト代33万6000円は「学費の不足分にあてる」という。
登壇したのは、藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、阿部力、平山あや、石井正則(アリtoキリギリス)、大野拓朗、武田真治、片平なぎさ、北大路欣也、日村勇紀(バナナマン)、中田監督の12人。
会場には、アルバイト代の総額1億6128万円の現金が持ち込まれ、8人の警備員が目を光らす中、真っ先に「触ってもいいですか?」と興味を示したのは北大路。藤原は1000万円の札束を手に「気持ちいいですね」。綾瀬はるかや石原さとみも興奮して「すごい! 重い!」を連発し、イベント終了間際には、石井が1000万円の札束を持ち去ろうとしたが洒落にならず、即刻、元に戻されていた。
米澤穂信原作の同名推理小説が原作。アルバイト現場の『暗鬼館』に集まったのは日村を除く10人で、「撮影現場は和気あいあいとしていた」という石井に、ほかの9人は顔を見合わせ、意味深な雰囲気を漂わせた。日村は声だけの出演で、「日頃、顔面を多用しているのにそれが封じられた。撮影ではなくて、録音! 40分くらいで終わっているので思い出を話すのはツライですね。いていいのかな俺は…」と恐縮していた。
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2010/10/07