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『SPEC』が地上波に先駆け、連ドラ初となる序章をwebで先行配信

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 女刑事・柴田純の「犯人分かっちゃったんですけど」の決め台詞で爆発的な人気を得たドラマ『ケイゾク』から11年。堤幸彦監督率いるTBSドラマスタッフが再集結し、戸田恵梨香加瀬亮を迎えた新ドラマ『SPEC』(8日 後9時スタート 同局系)の初回放送を前に、『SPEC 〜First Blood〜』がweb動画での先行配信される。地上波での本編放送より前に、web上で序章が配信されるのは連ドラ初の試みとなる。“堤幸彦”、“男女ペアの刑事ドラマ”、“竜雷太”といったキーワードから「いよいよ“ケイゾク2”の始まりか?」と憶測も飛び交うなか、新ドラマの相関図やスタッフの意図、堤監督の想い、そしてケイゾクとの繋がりが明らかになる。

ドラマ『SPEC』(左から加瀬亮、戸田恵梨香) (c)TBS 

ドラマ『SPEC』(左から加瀬亮、戸田恵梨香) (c)TBS 

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 「ソウルメイトともいえる植田さんたってのオーダーだから」と、3年ぶりに連続ドラマを手掛ける堤。タッグを組むのは『ケイゾク』で現場を共にしたプロデューサー植田博樹氏、脚本・西荻弓絵氏をはじめ、演出に今井夏木氏、金子文紀氏と、映画やドラマで堤の現場を経験している気心の知れたスタッフばかり。名前を見ただけで、往年の『ケイゾク』ファンから“待ってました!”の声が漏れそうな面々だ。

 しかし、決してこの『SPEC』は『ケイゾク2』ではない。警視庁には未解決事件の捜査強化を目的とした「捜査一課弐係」がある。事件時効の日まで捜査を“継続”しているという警察の体面を保つために存在するという設定で、そこに配属されることは“窓際族”への転落を意味する。そんな掃き溜めの部署を舞台に、中谷美紀渡部篤郎主演で1999年に放送され、今も熱狂的なファンを持つドラマが『ケイゾク』だ。この弐係に加え、公安部にある未詳事件特別対策係(通称・ミショー)を設立。そしてこのミショーこそが、今回『SPEC』の舞台である。

 戸田が演じる当麻紗綾はIQ201で現役京大卒、天才肌の女刑事。言葉遣いも粗く、短気なドSキャラ。相方(!?)の加瀬亮が演じる瀬文焚流は、たたき上げながらSIT(警視庁特殊部隊)まで上りつめた豪腕だが、現場で部下を誤射という失態を犯し降格移動。その左遷先・ミショーの係長こそ、竜雷太演じる野々村光太郎である。と、ここまでは先ごろ行われた制作会見でも明らかになっているが、今回の『SPEC 〜First Blood〜』では堤らしい相対性理論の美学や、実際の撮影方法、さらにメインキャストの背景などを知れる内容になっている。

 堤は「今この時代にしかできない連ドラがあるんじゃないかな? キャラクターが面白いだけでなく、煮え切れない、説明しきれない“行間のおもしろさ”を編み込んで行こうと思っている」と語るように、並々ならぬ気合いの入り様だ。薄暗い地下の部署、近藤くん(徳井優)の登場、そして柿ピーもある。堤らしい1話完結でのスピーディなストーリー展開と奇抜なキャラクター、美といびつさを併せ持つ美術に見逃せない伏線の数々など、見どころは多彩だ。1800秒の中に60のキーワードを盛り込んだ序章『SPEC 〜First Blood〜』は1日よりGyaO!で先行配信される。



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  • ドラマ『SPEC』(左から加瀬亮、戸田恵梨香) (c)TBS 
  • ドラマ『SPEC』の場面カット(左から加瀬亮、戸田恵梨香、竜雷太) (c)TBS 

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