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“昭和の怪物”江夏豊&江川卓が初対談! 伝説のオールスター連続三振の秘話語る

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 元プロ野球投手で野球解説者の江夏豊氏と江川卓氏が、人気ドキュメンタリー番組『バース・デイ』(23日放送 TBS系)で初の対談に臨んだ。今回の対談では、2人が比較される“オールスター戦”に特化。江夏氏が1971年に成し遂げた伝説の9連続三振の舞台裏はもちろん、江川氏が84年に記録した8連続三振、あと1人で江夏氏の大記録に並ぶという場面で、なぜストレートではなくカーブを投げたのか? 当時の心境や天才ならではの理論を踏まえながら2人のオールスター戦の“真実”が明かされる。

ドキュメンタリー番組『バース・デイ』で“初対談”が実現した(左から)江川卓氏と江夏豊氏 

ドキュメンタリー番組『バース・デイ』で“初対談”が実現した(左から)江川卓氏と江夏豊氏 

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 江夏氏と江川氏といえば、現役時代“天才”“怪物”の名を欲しいままに、数々の記録を成し遂げてきた20世紀最高のピッチャーに必ず数えられる大投手。そんな2人の共通する“記録”といえば、セ・パ交流のオールスター戦だ。江夏氏は1971年のオールスター戦で、日本プロ野球史に輝く9連続三振という未だ破られていない偉業を達成。対する江川氏も、84年のオールスター戦で伸びのあるストレートを武器に8連続三振という江夏氏の記録に迫る凄まじい投球を披露した。

 これまで江夏氏と江川氏は、球界の先輩・後輩として、球場等で遭遇すれば、必ず挨拶を交わす仲だったが、“対談”という形で2人が合間見えるのは、意外にも今回が初。互いに大投手だけに、交渉もさぞや難航したかと思いきや、「お2人とも快く出演を承諾して下さいました。対談中は江夏さんが先輩ということもあり、江川さんに対して『(現役生活9年間を振り返り)最初の5年は怪物だった。でも残りの4年は“並み”だな』と仰って(笑)。江川さんが恐縮する画というのは貴重でしたね。江川さんもその雰囲気を楽しんでいたようです。見ているコチラはドキドキでしたが(笑)」と語る。

 今回の対談のキーポイントは、なんと言っても江川氏が江夏氏の9連続三振という偉業に迫った際の“投球術”についてだった。伸びのあるストレートを軸に、8人目までを難なく三振に切って取った江川氏。9人目のバッターとなった大石大二郎選手(当時)にも渾身のストレートで2ナッシングに追い込む。このままストレートで押せば偉業に並ぶと誰もが思った矢先、3球目に江川氏が投じたのは意外にもカーブだった。菊野プロデューサーは「あの日の江川さんの渾身のストレートは誰も手が出なかった。なぜ、カーブを投げたのか? あの当時を知る全てのファンが疑問に思ったはずです」と回想。「今回の対談で真相を明かしてくれたのですが、江川さんは江夏さんに“並ぶ”つもりだった訳でなく“抜く”つもりでいたそうです。常人には思いもつかない天才ならではの理論でしたね。それを聞いた江夏さんも呆れていました(笑)」と振り返る。

 結局、江夏氏に並ぶ偉業“オールスター9連続三振”の記録に並ぶ事は叶わなかった江川氏だが、対談では「(カーブを投げて)江夏さんを抜こうとしたことは後悔してないです」と言い切ってみせたという。菊野プロデューサーは「2人の天才の個性、プライドが垣間見え非常に興味深い対談です。テレビ屋冥利に尽きます!」と興奮を隠せない。これまでのオールスター戦でも、「桑田VS清原」を筆頭に記憶に残る名勝負が数多く生まれてきた。だが、記憶にも記録にも残る名場面として、2人の“神の投球”は今後も語り継がれていくことが今回の対談を通じても垣間見れたようだ。

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  • ドキュメンタリー番組『バース・デイ』で“初対談”が実現した(左から)江川卓氏と江夏豊氏 
  • ドキュメンタリー番組『バース・デイ』で江夏豊氏との“初対談”が実現した江川卓氏 
  • ドキュメンタリー番組『バース・デイ』で江川卓氏との“初対談”が実現した江夏豊氏 

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