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S・スタローン監督のオファーにシュワルツェネッガー州知事はノーギャラ出演!?

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 7月6日に64歳の誕生日を迎えたシルベスター・スタローンが、監督・脚本・主演を務める映画『エクスペンダブルズ』(日本公開は10月16日)。同作はアーノルド・シュワルツェネッガー(現カリフォルニア州知事)、ブルース・ウィルス、ミッキー・ロークら、オールスター総出演で話題のアクション映画だが、スタローン監督は「今回のこれだけ豪華なキャストにまっとうに支払ったらとんでもない製作費になってしまうからね」と笑い飛ばし、キャストは皆、破格の安いギャラで出演していることを自慢げに明かした。シュワルツェネッガー州知事はその立場上、ノーギャラとも言われている。

シルベスター・スタローン(監督)、右にいるのはジェイソン・ステイサム 

シルベスター・スタローン(監督)、右にいるのはジェイソン・ステイサム 

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 同作は、誰からの指図も受けず、自らの意思と法外な報酬でのみ行動する傭兵集団“エクスペンダブルズ”の史上最も困難な死闘を描く。スタローン監督はベテランのギャングリーダー役で主演もするが、共演者にはアクション映画のスターがズラリ。“まっとうなギャラ”を払うとしたらいくらになるのか。

 『ロッキー4』のスタローンの出演料が1985年当時で2500万ドル(約25億円)と言われ、ジェット・リーは『HERO』(2001年)で1000万ドル(約10億円)のスターになり、ミッキーは『アイアンマン2』(2010年)のギャラが25万ドル(約2500万円)。ブルースは2008年の年間ギャラ・ランキング6位で、1年間に4100万ドル(約40億円)を稼いだ。シュワルツェネッガー州知事も『ターミネ―ター3』の2003年当時で、1本3000万ドル(約30億円)の出演料をもらっている。

 スタローン監督は「シュワルツェネッガー、ブルースにオファーする時、俺たちの誰にとっても、もしかしたら、次の映画はないかもしれないと思ったんだ。だから、エクスペンダブルズで、一緒に演らないかと言ったんだ」と口説き落とした。

 ほかにも、『トランスポーター』『アドレナリン』のジェイソン・ステイサム、『ロッキー4』『ユニバーサル・ソルジャー』に出演のドルフ・ラングレン、米・総合格闘家のランディ・クートゥア、元アメフト選手で俳優のテリー・クルーズ、WWE所属で国民的人気を誇るプロレスラー、“ストーンコールド”スティーブ・オースチンらが出演。皆、低額のギャラで出演を快諾した。

 「今年で、映画界でのキャリアは40年目になるが、ファンの目に映る俺の姿はシルベスター・スタローンではなく、映画『ロッキー』シリーズのロッキー・バルボアや『ランボー』シリーズのジョン・ランボーであり、彼らにとっての理念なんだ。これが俳優としての俺の宿命だと思うよ」と語るスタローンは、同作で俳優引退という噂もある。監督業に移行するための試金石としても、スタローン監督は“消耗品”という意味のタイトルを付けた『エクスペンダブルズ』への熱い思いをたぎらせている。

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  • シルベスター・スタローン(監督)、右にいるのはジェイソン・ステイサム 
  • 映画『エクスペダブルス』に主演クラスのトップスターたちが大集合。(左から)スティーブ・オースチン、ランディ・クートゥア、ドルフ・ラングレン、ジェット・リー、シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、テリー・クルーズ、ミッキー・ローク、ブルース・ウィリス 

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