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手塚治虫の『ブッダ』、全三部作で初のアニメ映画化

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 手塚治虫の名作漫画『ブッダ』が全三部作として初めてアニメーション映画化されることが6日、わかった。第1部『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』では、奴隷少年チャプラの栄光と破滅の物語を中心に描き、ナレーションとチャプラの母親役の声を女優・吉永小百合、チャプラ役を俳優・堺雅人、のちにブッダとなるシッダールタ役を俳優・吉岡秀隆が務める。東映アニメーションが制作、手塚プロダクションが制作協力で、総制作費は10億円。2011年5月28日より東映とワーナー・ブラザース映画の共同配給で全国公開される。

手塚治虫の名作漫画『ブッダ』がアニメ映画化! ※写真は文庫版のジャケット 

手塚治虫の名作漫画『ブッダ』がアニメ映画化! ※写真は文庫版のジャケット 

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 没後20年経てなお、世界中から愛され続ける日本の至宝、手塚治虫。同作は、手塚が10年もの歳月を連載に費やし、人生を賭けて挑んだ釈迦の物語。コミック界のアカデミー賞と呼ばれるアイズナー賞最優秀国際作品部門を2度にわたって受賞するなど、彼の最高傑作と称えられる。ブッダの生涯を説話に基づいてなぞったものではなく、独自のドラマを構築し、圧倒的なエンターテイメントとして長く読み継がれてきた。あまりにも壮大すぎて映像化不可能とされた原作だが、今回初めて映像化される。

 声優陣も感激を隠せない。吉永は「大好きな手?作品に参加できましたこと、とても嬉しく思っております。悲しいニュースや争いの多い日々ですが、きっと、優しい気持ちになれる映画だと思います」とコメント。アフレコは個々に行われたが、吉永と母子を共演した堺は「低い身分からスーパーヒーローに上り詰めるというスケールの大きい役だったので、楽しんで演じました。吉永さんの声を聞きながら演じましたが、心に染み入るようなお芝居で、ご一緒させてもらい光栄です」と二重の喜びを語った。

 第1部で、ブッダになる前の“悩める人間”シッダールタの声を担当する吉岡は、「手塚作品は、私が22〜24歳くらいのときに、すがるように読んだ記憶があります。人間の根源を描くそれらの作品に救われました」と感慨深げに話した。ほかに、スッドーダナ王役で観世清和(能楽観世流二十六世家元)、ミゲーラ役で水樹奈々、マリッカ姫役で黒谷友香らが声の出演をする。


 水樹奈々ほしな歌唄(水樹奈々)

関連写真

  • 手塚治虫の名作漫画『ブッダ』がアニメ映画化! ※写真は文庫版のジャケット 
  • 全三部作で公開!  『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』の場面カット (C)2011「手塚治虫のブッダ」製作委員会 
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  • 手塚治虫の名作漫画『ブッダ』がアニメ映画化! 奴隷少年チャプラ役は堺雅人 (C)2011「手塚治虫のブッダ」製作委員会 
  • 手塚治虫の名作漫画『ブッダ』がアニメ映画化! のちにブッダとなるシッダールタ役は吉岡秀隆 (C)2011「手塚治虫のブッダ」製作委員会 
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  • 手塚治虫の名作漫画『ブッダ』がアニメ映画化! 奴隷少年チャプラ役は堺雅人が担当 (C)2011「手塚治虫のブッダ」製作委員会 
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  • 手塚治虫の名作漫画『ブッダ』がアニメ映画化! スッドーダナ王役は観世清和が担当 (C)2011「手塚治虫のブッダ」製作委員会 
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