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浅田次郎の『日輪の遺産』映画化 主演・堺雅人は居合初挑戦で特訓「40時間超」

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 撮影中の映画『日輪の遺産』(2011年公開予定)に主演する俳優・堺雅人、共演の中村獅童福士誠治、佐々部清監督が11日、東映東京撮影所で会見を行った。陸軍の参謀・真柴司郎少佐役を演じる堺は丸刈りで、「初めてと言えば“居合の達人”という役柄で、40時間以上特訓してます」と近況を報告した。

映画『日輪の遺産』に出演する(左から)中村獅童、堺雅人、福士誠治 

映画『日輪の遺産』に出演する(左から)中村獅童、堺雅人、福士誠治 

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 同作は作家・浅田次郎氏が1993年に発表した同名小説の映画化。太平洋戦争中、帝国陸軍がマッカーサーから奪取した200兆円をめぐり、軍の密令を守り抜いた将校たちと20人の少女の祖国復興を願った壮絶な感動のドラマ。

 『南極料理人』(2008年)では文字どおりの料理人、『ゴールデンスランバー』(2009年)では無実の逃亡犯、『武士の家計簿』(12月公開)と主演作が続く堺は今回、「戦争を描くにあたっては、わかったふりだけは避けたいと思いました。あと、型にはまった軍人にならないように気をつけています」。東部軍経理部・小泉重雄中尉役の福士は「英語を使うシーンがあるのですが、特訓しながら準備しています」と、それぞれ新たなチャレンジに意欲を燃やす。

 『男たちの大和』(2005年)や『硫黄島からの手紙』(2006年)で戦争映画に出演経験のある中村は、座間五百一連隊・望月庄造曹長役。「20人の女学生とのシーンでは、彼女達のたたずまいを見ていると心に響くものがあり、新鮮でした。もんぺをはかせると、やはり日本人だと思いましたし、時代を飛び越えるような瞬間にドキッとさせられました」と場を和ませながら、「戦争映画は作品を通じて何を感じていただけるか、ということだと思うので一生懸命やっています」と居住まいを正した。

 佐々部監督は脚本を作り始めてから4年目の同作にかける意気込みを「助監督時代、最後の仕事が『鉄道員(ぽっぽや)』だったこともあり、自分の10作品目となる節目に、ファンである浅田次郎さんの作品を映画化できるということで感無量です。こうして素晴らしいキャストを迎え、周りの方々に感謝しながら、恥ずかしくない作品に仕上げたいと思っています」と語っていた。

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  • 映画『日輪の遺産』のワンシーン 
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