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『あしたのジョー』NEWS・山下智久主演で実写映画化決定

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 昭和を代表する不朽のボクシング漫画『あしたのジョー』が人気グループNEWS山下智久主演で実写映画化される。

 山下は「とても大きな作品を自分が演じれる事をとても嬉しく思います! 原作本を読ませていただきましたが、『あしたのジョー』という偉大な作品を傷つけないよう今の自分にできる事を全て一生懸命やります!!」と気合十分だ。

 主人公の矢吹丈(ジョー)役に挑む山下は、もともとボクシング好きで、20歳ごろから仕事の合間にトレーニングの一貫でジムに通っていたほど。ジョーの才能を見いだす丹下段平役は香川照之が務め、ストーリーは力石徹との死闘がクライマックスとなる。

 ボクシング通で知られる香川は「私生活でボクシングを30年間見守り続けてきたのは、この役のためではなかったかとさえ思う。リアルなボクシング映画、リアルな段平を狙いたい。ボクシングへの情熱から自然と生まれるアイディアと出会えることを楽しみにしている」とやる気満々。

 メガホンをとるのは卓球映画『ピンポン』(2002年)を手がけた曽利文彦監督。「あまりにも巨大な原作を、再び映画という形で若い世代へ伝えるという大役を任され、心からの感謝と興奮に打ち震えています」とかなりのプレッシャーがのしかかっているようだが、「敢えてこの矢吹丈に挑もうという、それほどの勇気ある役者が実在するとは正直思っていませんでしたところが山下智久さんという存在は、恐れるどころか誰しもが不可能と思っていた『あしたのジョー』映画化を一気に実現へと押し上げました。監督としてではなく、男として山下さんの決断に惜しみない賞賛を贈りたいと思います。そしてこれから共にもがき苦しみながら新しい矢吹ジョーを生み出します」と覚悟はできているようだ。3月下旬にクランクイン、都内近郊でロケを行い、今秋ごろに完成。2011年に公開予定。

 同作は、『巨人の星』などの作者でもある故梶原一騎さんが高森朝雄名義で原作を手がけ、ちばてつやの作画で1968年から6年にわたり『週刊少年マガジン』で連載された。ジョーの宿命のライバル・力石が死んだ時には出版社に抗議が殺到し、本物の葬儀が行われるなど“社会的現象”にもなった。1970〜71年にフジテレビ系、1980〜81年に日本テレビ系でアニメ化され、1980年と1981年には劇場版アニメが全国の映画館で公開。1970年には俳優、石橋正次の主演で実写映画化された。

 ちば氏も「40年も前に発表された作品を、それも漫画から実写へ訳し直すという事は、想像を超えた困難を伴うに違いない。もはや高森朝雄さんやボクの手から巣立って行ったジョーや力石、葉子、段平たちが、平成の時代にどのように解釈され、生身の役者さん達に演じられ、体温を伴ったキャラクターとして命を吹き込まれるのか。映画が大好きなひとりの観客として、その出来上がりを心待ちにしている」と期待を寄せている。 

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