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『劇場版トリック』主題歌にメジャーデビュー4ヶ月足らずの新人を抜擢

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 24歳の新人シンガー・ソングライター熊谷育美の新曲「月恋歌(げつれんか)」が、映画『劇場版トリック 霊能力者バトルロイヤル』の主題歌に抜擢された。熊谷が10代の頃に書いた曲で、幻想的な歌詞を、持ち前の透明感のある歌声で「人を想う気持ちを、ただまっすぐ、めいっぱい、私なりに表現した」という1曲。10年前、深夜ドラマでスタートした同シリーズの主題歌に抜擢され、ブレイクした鬼束ちひろの後を引き継ぐ。

まるっと『劇場版TRICK』主題歌に、すりっと大抜擢された熊谷育美 

まるっと『劇場版TRICK』主題歌に、すりっと大抜擢された熊谷育美 

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 昨年11月18日にメジャーデビューしたばかりの熊谷が大きなチャンスをつかんだ。『トリック』は今年、10周年を迎える人気シリーズ。2000年7月に放送が始まった当時の主題歌が、鬼束の2ndシングル「月光」だった。その後も、TVドラマや劇場版1作目の主題歌を鬼束が担当してきた。そのプレッシャーを一番感じているのは熊谷だろう、「言葉にならないほどの強い運命を感じます。今は“光栄”よりも“緊張”、“喜び”よりも“怖さ”が勝っている感じです」と心境を語る。

 約4年ぶりの劇場版3作目の主題歌として、偶然にも同じ“月”をテーマにした曲に出会った堤幸彦監督は「この曲しかないと思った。3秒でわかった。声の透明感とかメロディーのうねるカンジとか…。でも『トリック』との相性は理屈ではなく、何か説明できない運命的なモノだ。この曲にはそれが、ある」と即決。音楽プロデューサー土屋望氏は「都会ではなかなか感じられないくらいぞっとするほどの“日本”を感じた。逆にこういう“日本”こそ、もっとも世界に通用するのではないかという直感をもった」と起用理由を話す。

 熊谷は1985年5月24日、宮城県気仙沼市生まれ。幼い頃からピアノに触れ、10代半ばから楽曲制作をはじめる。17歳で単身上京し音楽活動を始めるが、1年を待たずに挫折して帰郷。19歳の時に、音楽を諦めきれずに応募したオーディションで土屋氏と出会い、活動を再開させる。昨年11月に「人待雲」でメジャーデビューしてからも、地元・気仙沼に住みながら楽曲制作を続けている。熊谷は「私は曲を作って、そして全てを込めて歌う、それだけです」と話した。

 女優・仲間由紀恵演じる自称“売れっ子奇術師”の山田奈緒子と、俳優・阿部寛演じる騙されやすい天才物理学者・上田次郎のコンビが、4年ぶりに復活する最新作。絶大な力をふるう霊能力者カミハエーリが村人を治める村で、カミハエーリの後継者となる最強の霊能力者を選ぶバトルロイヤルが開かれる。これに参加して大金をせしめようと企む奈緒子と馬鹿げた風習をやめさせるために村に招かれた上田が、壮大な“トリック”に挑む。5月8日(土)より全国公開。

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