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寺島しのぶ、銀熊賞に「まだ実感がわかないです!!」 蜷川幸雄も祝福

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21日未明発表された第60回ベルリン国際映画祭の最優秀女優賞にあたる銀熊賞を受賞した女優・寺島しのぶが同日、大阪・中央区城見のシアターBRAVAで会見を行った。「正直、まだ実感がわかないですが(フランス人の)主人の関係で、世界中の方からお祝いのメールをもらい、喜んでもらって、少し実感がわいてきました。一言でいうと“ヤッター!”ですね」と喜びを爆発させた。

映画『キャタピラー』で主演を務める寺島しのぶ (C)若松プロダクション 

映画『キャタピラー』で主演を務める寺島しのぶ (C)若松プロダクション 

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 寺島は同映画祭のコンペティション部門に出品された若松孝二監督の映画『キャタピラー』で主演を務め、その演技が認められての受賞。日本人としては35年ぶりの受賞で、1964年に『にっぽん昆虫記』『彼女と彼』の左幸子が、1975年に『サンダカン八番娼館・望郷』の田中絹代が同賞に輝いており、日本人3人目の快挙となった。

 同映画祭には寺島も参加していたが、現地時間15日の上映には立ち合ったものの、舞台『血はたったまま眠っている』の大阪公演が控えていたため、一足先に帰国。「大阪のホテルでベルリンにいる関係者から連絡を受けて大喜びで大はしゃぎでした!」と興奮冷めやらぬ様子で、この日初日を迎えた同舞台の会場で、喜びの会見となった。

 会見中には、同舞台の演出家・蜷川幸雄も顔を出し、「私も一足先に作品を見せて頂きましたが、すばらしく、これは絶対賞をとるぞ、と思っていたので予想が当たって嬉しいです」と自分のことのように喜んだ。

 受賞の一報を受けた後、実家に報告したという寺島は「父(尾上菊五郎)とは話せなかったのですが、母(富司純子)とは電話で話せて『おめでとう』と言ってもらえ、電話口の向こうから弟(尾上菊之助)の『おめでとう』という声も聞こえて嬉しかったです」と満面の笑みを見せていた。

 映画『キャタピラー』は、戦争で手足を失って帰還した兵士の夫と妻の姿を通して、戦争のむなしさを訴えた作品。寺島は、軍神とあがめられる夫の存在に疑問を抱くようになる妻の役を熱演した。8月15日より公開予定。

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  • 映画『キャタピラー』で主演を務める寺島しのぶ (C)若松プロダクション 
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