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　ボクシング漫画の金字塔『あしたのジョー』の名場面である主人公・矢吹丈と宿命のライバル・力石徹の対決を実際の試合のごとくラジオ中継する『あしたのジョー40周年記念番組“矢吹丈 対 力石徹”完全実況中継』（TBSラジオ）が17日に放送される。実況には昨年11月に行われた内藤大助VS亀田興毅戦も担当したTBSの土井敏之アナ、解説を元WBC世界バンタム級王者・薬師寺保栄が担当。徹底したリアリティにこだわり、第1ラウンドから最終第8ラウンドの2分47秒まで、漫画やアニメで描かれなかった部分も含め、因縁の対決を完全実況中継する。

　番組の監修を『あしたのジョー』の作画のほか、『あした天気になあれ』などで知られる漫画家・ちばてつや、原作者である高森朝雄こと故・梶原一騎の夫人である高森篤子が担当。ウェルター級だった力石が、ライバルであるジョーと対戦するため過酷な減量でジョーと同じバンタム級に落とし、まさに命がけで挑んだ世紀の一戦が40年の時を経て、ラジオでよみがえる。

　『あしたのジョー』は、『週刊少年マガジン』（講談社）に1968年1月1日号から73年5月13日号まで連載。70年4月からアニメ版が放送され、80年10月からオリジナルストーリーを含むアニメ版第2弾の『あしたのジョー2』が放送。その後も数多くのテレビゲーム版が製作されるなど幅広い年代に支持されている。