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人気アニメ『みなしごハッチ』が生誕40周年に初アニメ映画化

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 1970年4月にTVアニメとして放送された『昆虫物語みなしごハッチ』が、生誕40周年を迎え、長編アニメーションとして初めて映画化されることがわかった。映画『おくりびと』の脚本を手がけた小山薫堂氏が総合プロデューサーを務め、生き別れになった母や仲間を探して一人ぼっちで旅をするみつばちの子・ハッチの設定はそのままに、タイトルを『昆虫物語みつばちハッチ』へと変え、映画オリジナルのキャラクターとして人間の少女・アミィを登場させるなど、装いも新たにハッチの冒険の旅を描く。

 オリジナル版は、1971年12月まで全91話が放送され、その後、続編が作られるなど、70年代を代表するアニメの名作のひとつ。1989年にはリメイク版も作られ、『みなしごハッチ』の物語は、幅広い世代に愛され続けている。これをいつか映画にしたいと考えてきた『おくりびと』の中沢敏明プロデューサーが、近年の世界的なミツバチ不足問題に着目し、「『ハッチ』をやるのは今しかない」と映画化を決断、旧知の小山氏に総合プロデュースを依頼した。

 小山氏は「僕が小学生の頃に放送されていた懐かしいアニメ。これをどうやって料理すれば、子供から大人までオモシロく観ることができる映画になるのか? どんな虫だって小さな命がある。そのことを子供にも、そして大人にも気付いて欲しくて、この映画では虫の視点を大切にしています」と意気込む。

 映画版では、TVアニメにはない、ハッチと人間の交流も描かれる。旅の途中でハッチが出会う少女・アミィは「人間の世界と唯一繋がっている虫たちの代弁者。この小さな女の子が虫を守る姿に共感することで、観ている人が少し優しい気持ちになってくれれば嬉しい」と小山氏は語る。親子や仲間の絆を描いて2003年に大ヒットしたディズニー&ピクサーの映画『ファインディング・ニモ』の“ミツバチ版”を目指すという。

 アニメーション演出家のアミノテツロ氏が監督を務め、キャラクターコンセプトデザインは河井ノア氏が手がける。映画『昆虫物語みつばちハッチ』は2010年7月31日(土)より全国公開。

映画『昆虫物語みつばちハッチ』は2010年7月31日(土)より全国公開 

映画『昆虫物語みつばちハッチ』は2010年7月31日(土)より全国公開 

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