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　原作者・尾田栄一郎が10作目にして初めて製作総指揮を務めた映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』の公開初日舞台あいさつが12日、都内で行われ、キャスト陣が登壇。主人公・ルフィ役の田中真弓は仕事の都合で出席できず映像でメッセージを寄せたが、実は舞台あいさつ開始から報道陣席に紛れ込んでおり写真撮影の際に「こちらにもお願いしま〜す！」とシークレットゲストとして乱入。会場はもちろん、出演者たちも“船長＝ルフィ”の突然の登場に大興奮で、田中は「うまく騙せたね！ 2重のドッキリ」とドッキリ大成功にニンマリした。

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　舞台あいさつ冒頭では船長不在のため、乗組員らがルフィの「海賊王に俺はなる！」というキメ台詞をもじってあいさつ。チョッパー役の大谷育江は「海賊王を教えてくれぇ〜！」、ウソップ役の山口勝平は「海賊王に俺はなれない！」など、それぞれキャラクターの性格をつかんだ台詞で会場を沸かせた。突然の登場で会場を驚かせた田中は「実は劇団の公演があって私も観てない。明日千秋楽なので、映画館で楽しみたいと思います。皆さんもお楽しみに！」と締めくくり、会場は終始大盛り上がりをみせていた。

　累計発行部数が1億7600万部を突破した大人気コミック『ONE PIECE』の映画10作目で、原作の尾田が初めて製作総指揮としてストーリーからキャラクター設定、ゲスト声優のキャスティングなどに携わった作品。海賊王ゴールド・ロジャー、白ひげと並ぶ伝説の海賊・金獅子のシキが登場し、散り散りにされてしまった船員らが空飛ぶ島々を舞台に戦う様子を描く。

　また、同作を観た先着150万人に本編前のエピソードが描かれたコミックス0巻が配布されることも公開前から話題を呼んでおり、公開初日前日に全国12館で各劇場にて販売される先売り指定券の初日全上映分も完売となる盛況ぶりを見せた。

　舞台あいさつにはほかにゾロ役の中井和哉、ナミ役の岡村明美、サンジ役の平田広明、ロビン役の山口由里子、フランキー役の矢尾一樹、ブルック役のチョー、境宗久監督が登壇した。