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【映画インタビュー】臼田あさ美「必要とされる役者になりたい」



 みうらじゅん原作、田口トモロヲ監督の青春音楽映画『色即ぜねれいしょん』が、8月15日より全国公開される。主人公が憧れるヒロインの女子大生<オリーブ>を演じるのは、「歌スタ!!」「メレンゲの気持ち」(ともに日本テレビ)にレギュラー出演するなど、多方面で活躍する臼田あさ美。「この作品に出演して、いい意味でどんな役でも演じてみたいと思うようになったし、必要とされる役者になりたいとすごく思うようになりました」と女優としての心境の変化を話す。


(C)2009「色即ぜねれいしょんズ」 

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◆10年後も変わらず宝物だといえる作品

白いビキニ姿の出演シーン、隣は主人公・純を演じる渡辺大知 (C)2009「色即ぜねれいしょんズ」

 同作は、青春まっただ中の、普段まったく脚光を浴びることのない平凡な文科系男性が、ボブ・ディランに憧れ、ロックな生き方を目指し、旅に出て恋を知り、別れも味わったひと夏の経験が、彼の人生に大きな影響を与えていくという成長物語。


 「主人公は高校生ですけど、劇中の彼らのように、私もふと、『自分って何なんだろう?この先どうなるんだろう』という何ともいえない不安を感じる時があります。若い時だけってことではないんですね。年を重ねても尽きない」としみじみ話す臼田は、今、24歳。十分若いのだが、高校1年の時から芸能の仕事をしており、同年代の“普通”の女の子より大人びて見える。「芸能界にすごく憧れていたわけでもないですし、スカウトされて、バイト感覚で始めた仕事ですが、徐々に必要とされる面白さとありがた味を感じるようになってきました」と、言うことにも外連味がない。


 そんな臼田が「10年後も変わらず宝物だといえる作品」と断言した『色即ぜねれいしょん』。「男の子同士の青春って、アホらしくてうらやましい。アホになれる男の子たちが、うらやましい。青春時代に抱いた気持ちが一時的なのか、ずっと続いていくのか、女の私にはわからないですけど、劇中の男の子たちはかわいくて、愛しくて、キラキラしています。見る人によって、感じるものが違うと思うので、とにかく映画館で観てほしい」。


 臼田は同作に続いて、初主演映画『ランブリングハート』(村松亮太郎監督)の公開が今冬控える。女優として大きな飛躍が期待される注目株であることは間違いない。


臼田あさ美
うすだ・あさみ

1984年10月17日千葉県生まれ。バラエティ番組のMCや、多ジャンルの雑誌で特集される等、多方面で活躍中。男性層のみならず、同性からも絶大な支持を得ている。07年3月から08年12月まで「AneCan」の専属モデルとして活動。映画出演は『真夜中の弥次さん喜多さん』(05/宮藤官九郎監督)、『恋空』(07/今井夏木監督)など。ドラマは『海猿 EVOLUTION』(05/CX)、『だいすき!!」(08/TBS)などに出演。05年から音楽番組『歌スタ!!』(NTV)でレギュラーを務め、09年4月からスペースシャワーTV『スペチャ!』のレギュラーVJ、『メレンゲの気持ち』(NTV)の新レギュラーに抜擢された、今後大注目の若手女優。
『色即ぜねれいしょん』

(C)2009「色即ぜねれいしょんズ」

【ストーリー】
 僕の名前は乾純。京都の仏教系男子校に通う高校一年生。友達には「イヌ」って呼ばれてる。ボブ・ディランに憧れてる僕は、ロックな生き方を目指してるけど、学校では文科系は肩身が狭いし、家では優しすぎる両親が心配してくれるし……ロックとはほど遠い平凡で退屈な日々に悶々としていた。あの夏休みまでは……。

 「フリーセックスの島行かへん?」。友達のその一言から僕の世界が少しずつ変わり始める。ギターケースと旅行バッグを手に夜汽車とフェリーを乗り継いで向かったのは、隠岐島。そこで僕らを待っていたのは……。

監督:宮藤官九郎
監督:田口トモロヲ
原作:みうらじゅん(光文社文庫刊)
脚本:向井康介

出演:渡辺大知(黒猫チェルシー) 峯田和伸(銀杏BOYZ) 岸田繁(くるり) 堀ちえみ リリー・フランキー 臼田あさ美 石橋杏奈 森岡龍 森田直幸   大杉漣 宮藤官九郎 木村祐一 塩見三省

公式サイト





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  • (C)2009「色即ぜねれいしょんズ」 
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