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生田斗真の初主演映画にV6森田剛が友情出演 映画『人間失格』製作発表会見

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 映画『人間失格』の製作発表が18日、都内で行われ、荒戸源次郎監督、キャスト陣が顔をそろえた。映画初出演でいきなり初主演を飾る俳優の生田斗真に加え、事務所の先輩・V6森田剛が原作に登場しないオリジナルキャラクターとして、実在した詩人・中原中也役で友情出演することが新たに発表された。

 物語の原作はいわずと知れた太宰治の代表作『人間失格』。自ら命を絶つ直前の1948年に発表されたことから遺書的な自叙伝として見られることが多い作品で、今回が初めての映画化となる。

 友人に影響され堕落していく青年・葉蔵役の生田は「映画も初めてですし、わからないことだらけ」と戸惑いを隠さない。「荒戸監督にすべてを任せて、太宰治さんが書いた『人間失格』という小説に任せて、狂っていきたいと思っています」と意気込むと、葉蔵を堕落させる悪友・堀木を演じる俳優・伊勢谷友介は「生田さんをエゴで翻弄するのは心苦しいが、精一杯、彼の人生を振り回してみたいと思います」と不敵な笑み。

 一方、森田は、堀木が葉蔵を連れて行くバー“青い花”の常連客の1人・中原中也として登場。「どこかさびしげで怒りっぽい中原中也を怒りっぽく演じたい」と話した。

 明日19日は太宰の誕生日で、ちょうど生誕100周年を迎える。奇しくも命日(正確には遺体発見の日)にも重なり“桜桃忌(おうとうき)”と呼ばれている特別な日。生田はすでに一度、東京・三鷹にある禅林寺の太宰の墓前を訪れており「必ずすばらしい映画を撮りますと宣言してきました。撮り終わった頃には胸を張って素晴らしい映画できましたとご報告したい」と話していた。

 会見にはほかに、生田演じる葉蔵と心中する女給・常子役の女優・寺島しのぶ、葉蔵と暮らす子持ちの未亡人・静子役の小池栄子ほか、三田佳子室井滋、大楠道代らキャスト陣と荒戸監督、角川グループホールディングス代表取締役会長・角川歴彦氏が出席した。

 映画『人間失格』は角川映画配給で2010年初春より全国公開。

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