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黒澤明賞がニキータ・セルゲイ・ミハルコフ監督とチェン・カイコー監督に決定

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 来週末18日(土)より開幕する第21回東京国際映画祭(10月18日〜10月26日)の黒澤明賞が、ロシアの巨匠ニキータ・セルゲイ・ミハルコフ監督とチェン・カイコー監督に贈られることが10日(金)、発表された。

ニキータ・セルゲイ・ミハルコフ監督とチェン・カイコー監督(左から) 

ニキータ・セルゲイ・ミハルコフ監督とチェン・カイコー監督(左から) 

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 ミハルコフ監督は、1974年に『光りと影のバラード』で長編劇映画デビュー。チェーホフ原作の『時計じかけのピアノのための未完成の戯曲』(1977年)での独特なタッチと新たな解釈が話題となる。ほかに『黒い瞳』(1987年)、『ウルガ』(1991年)、『太陽に灼かれて』(1994年)などがある。『暴走機関車』(1985年)の監督アンドレイ・ミハルコフ=コンチャロフスキーは兄。

 カイコー監督は、北京電影学院を卒業後、北京映画製作所に所属。1984年に処女長編『黄色い大地』を発表した。本作は国内では賛否両論があったが、ロカルノ映画祭銀賞を獲得して世界的な注目を浴びた。その後、2作目の『大閲兵』(1985年)もモントリオール国際映画祭で審査員特別賞を受賞。『さらばわが愛、覇王別姫』(1993年)が高く評価され一躍著名監督となった。近年、日本との合作で超大作『始皇帝暗殺』(1998年)を監督した。父は著名な映画監督。

 黒澤明賞は、故・黒澤明監督の業績を長く後世に伝え、豊かな日本文化の再創造への象徴として第17回開催より創設された。黒澤監督作品と同様に、ヒューマニズムに貫かれ、かつ娯楽性豊かな優れた作品を数多く製作し続けきた監督やプロデューサーなど、世界の映画界に大きく貢献した映画人に対して、賞金5万米ドルとトロフィー、賞状が授与される。

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