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ランキング上昇中“ポニョ”歌う藤岡藤巻と大橋のぞみって?

■イメージは“父と娘がお風呂で一緒に歌っている”

 宮崎駿監督最新作『崖の上のポニョ』がいよいよ19日(土)に公開初日を迎える。公開前から大きく注目されていたが、映画同様に話題になっているのが“藤岡藤巻と大橋のぞみ”が歌う同名の主題歌だ。映画のCMが6月27日に始まると、♪ポーニョ ポーニョ ポニョ さかなの子…というフレーズが繰り返しオンエアされ、一度聴くと耳から離れない親しみやすさで話題を呼んでいる。

(C)2008二馬力・GNDHDD 

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 新曲かと思いきや、この曲が発売されたのは実は昨年の12月5日で、同17日付オリコン週間シングルランキングの115位に初登場。その後200位以内から姿を消し、次に顔を出してきたのは7/7付の183位。そして7/14付が100位→7/21付が24位と順位を上げ、以後デイリーランキングでも上位にランクイン。映画公開後の発表となる7/28付のランキング結果が楽しみになった。

 同曲のコンセプトは「父娘がお風呂で一緒に歌っているようなイメージ」(宮崎駿)。“言葉のおぼつかない娘と、その娘が歌っているそばで、一緒に歌ってあげるお父さん”という設定のデュエットで、これを藤岡藤巻と大橋のぞみが見事に演じ(歌い)きっている。

 ジブリ作品の全てに携わってきたプロデューサーの鈴木敏夫氏は「当初、この曲は主題歌だから映画のオープニングで流す予定でしたが、宮さん(宮崎監督)がエンディングにと。映画の最後にこの歌を聴いて、映画館を出るときには子供たちに鼻歌のひとつでも歌いながら帰って欲しいと。それを実現するために、映画のストーリーは、あの幸せで楽しい歌を口ずさめるような、心温まるラストシーンにしなければいけにということになり、そこから宮さんはストーリーを考えたんですよ。主題歌から物語を作るというのは、宮さんにとって初めての経験でしたね」(ORICON STYLEインタビューより)と語っているように、今回の曲は同作にとって、非常に大きな役割を担っているというより“肝”になっていることがわかる。

 作曲・編曲はジブリ作品には欠かせない作曲家の久石譲。温かくて楽しい雰囲気とメロディは、一度聴くと耳から離れない、大人も子供もつい口ずさみたくなる、まさに宮崎監督の描くイメージそのものだ。

 そして藤岡藤巻。この“オヤジ”2人組は、70年代に、知る人ぞ知るグループ・まりちゃんズとして活動していた藤岡孝章藤巻直哉が05年11月に結成した“おやじエンタテインメント”ユニット。これまでアルバム2枚と3枚のシングルをリリース。現在おばかキャラで人気のタレント・里田まいとのコラボレーション作品もある。

 藤岡はシブがき隊加藤和彦をはじめ、数々のアーティストを手がけた元ソニー・ミュージックエンタテインメントのプロデューサー。藤巻は大手広告代理店、博報堂DYメディアパートナーズの社員としてジブリ作品にも10年以上関わっており、今回の作品にも“製作担当”としてクレジットされている。また、大橋は、ドラマや映画で活躍中の人気子役で、歌は今回が初挑戦になる。

 毎日嫌なニュースが飛び込んできて、社会全体が本当に“病んでいる”と言いたくなる状況だが、“生まれてきてよかった”がキーワードのこの映画を観て、少しでも“楽しい”という気持ちになって欲しいと思うのと同時に、この“オヤジと娘”が歌う曲を聴いて、“温かい”気持ちになって欲しい。親と子の、人と人との“コミュニケーション”のきっかけになって欲しい。

 こうして書いている間も、頭の中では♪ポーニョ ポーニョ ポニョ さかなの子…が繰り返し流れている…。

【ジブリ特集】『「崖の上のポニョ」を徹底ガイド!鈴木Pが語る“ポニョ”への想いとは!?』

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