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子どもの反応が…!? 宮崎駿監督が『崖の上のポニョ』に不安を抱く

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 宮崎駿監督によるスタジオジブリ最新作『崖の上のポニョ』(7月19日公開)の完成報告会見が7日(月)に都内ホテルで行われ、鈴木敏夫プロデューサーが出席した。鈴木プロデューサーは、本作がすでに国際映画祭への出品が決定していることを報告するなど、映画について饒舌に語る一方、宮崎監督が公開を前に不安を抱いていることも明かした。

スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー 

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 『ハウルの動く城』(2004年)以来となる宮崎監督の新作となり、この夏公開の映画のなかでもっとも高い期待を集めている『崖の上のポニョ』。この日の会見に出席した鈴木プロデューサーは、この先、全国20ヶ所で映画のキャンペーンを展開し、公開初日の舞台挨拶には、宮崎監督ほか山口智子、長嶋一茂、天海祐希、所ジョージら声優として出演する豪華キャスト陣が顔をそろえることを明かした。

 会見では、ジョークを交えながら終始ご機嫌で映画について語った鈴木プロデューサーは、「最初の試写を見終わった後、『これは傑作だ』という話をしました。その段階でそんな言葉を使ったのは初めてです。宮さん(宮崎監督)は本当にうれしそうな顔をしていました」。通常は、色や音などいろいろな問題が出てくるメインスタッフと関係者による最初の試写で、問題が一切出なかったエピソードを語り、本作への自信のほどを示した。

 その一方、試写の際に子役の声優が映画に集中せず落ち着かない様子だったことや、家族向けの試写イベントで子どもたちの反応があまりなかったことから、宮崎監督は「子どもたちのために作ったのに空振りだったのか?」と公開を前に不安を抱いているという。

 しかし鈴木プロデューサーは、大人の声としては高い評価を受けていることを紹介し「公開当日まで監督は不安で毎日落ち着かないもの。ヒマをもてあましているとよいことを考えないので、4ヶ所ほどのキャンペーンに参加してもらおうと思っています」。宮崎監督の体調に配慮しながら「とにかく子どもに楽しんでもらいたい」と、キャンペーンについてアピールした。

 なお本作は、北米での公開に向けて準備を進めており、詳細はまだ発表されていないが海外の国際映画祭にも出品することが決定している。

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