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　俳優の浅野忠信、吉永小百合、映画監督の山田洋次らが26日（土）、都内で映画『母べえ』の初日舞台挨拶を行った。会場からの大声援によって迎えられた吉永は「この作品は一生の宝物です」と、目に涙を浮かべながら喜びを語った。

　鮮やかな着物姿の吉永は、会場に詰め掛けた超満員のファンからの声援に大感激。「山田監督の作品は弱いものや小さいものや、温かいまなざしで表現してくれます。素晴らしいキャストの皆さんとご一緒させて頂きいたこの作品は、私にとって一生の宝物です」と冒頭の挨拶から目に涙を浮かべて作品の素晴らしさを語った。

　先日『第80回アカデミー賞』の外国語映画賞部門に主演映画『Mongol』（セルゲイ・ボドロフ監督）がノミネートされるなど、絶好調の浅野は「改めて撮影時のことをじっくり振り返ってみると、とんでもない方々たちと一緒に仕事をさせて頂いたんだなと実感しています」と吉永らとの共演の喜びを噛み締めた。また、山田監督も「こんなにも映画の封切を心待ちにして、期待と不安で待っていた作品は初めてです」と今作に対する想いを語った。

　舞台挨拶の最後に再びマイクを持った吉永は「2ヶ月ほど前からこの作品のキャンペーンをさせて頂きましたが、今日が本当のスタートです。皆様、親子やお友達などと一緒に是非ご覧になって頂きたいです」と最後は自慢の“小百合スマイル”で締めた。

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