|
亀田興毅選手のWBA世界ライトフライ級王座奪取フィーバーと、判定への喧々囂々の議論噴出で、良くも悪くも近年例がないほどボクシング界にスポットが当たっている。そんななか、ボクシングが最も熱かった60年代に活躍、そして波乱万丈の人生を送った一人のボクサーが映画化される。
そのボクサーの名は森岡栄治。負けん気と度胸が強い真っ向勝負のファイターで、60年代に全日本選手権4連覇などアマチュアボクシング界を席巻。68年のメキシコオリンピックでは不当な判定に泣くも銅メダルを獲得する。この快挙は日本ボクシング史上3人目。亀田三兄弟の三男・和毅が北京五輪をめざすといわれているが、森岡以後現在までボクシング競技でのメダル獲得者はゼロだ。 そして五輪後華々しくプロデビューするが、3戦目で網膜はく離を患ってしまう。その事実をひた隠しにしてリングに上がったが、11戦の戦跡を残して引退する。その後、森岡ボクシングジムを立ち上げ、西日本ボクシング協会会長まで務めた。2004年、食道がんにより、関西ボクシング界の重鎮から若手ボクサーにまで見守られながら永眠する(59歳)。 栄光からの転落、再起を賭けたジム開設後もさまざまなトラブルに見舞われながら、人生を楽しみ、明るくタフに生きた森岡栄治。その姿を温かい目線で描くのが、映画『路地裏の優しい猫(仮)』だ。このシナリオは、栄治を実の叔父に持つ脚本家で劇団ストレイドッグ主宰の森岡利行によるもの。劇団で幾度も上演されてきた人気作で、96年より映像化を念願してきた思い入れの強い作品。04年に『角川出版映像事業振興基金信託』が設立した『第三回日本映画エンジェル大賞』を受賞したことで、自らがメガホンをとり、満を持しての映画化となった。 |
監督の森岡利行氏
『路地裏の優しい猫』出演者オーディションの詳細は、発売中の『月刊デ・ビュー9月号』に掲載。
|
■禁無断複写転載
ORICON STYLE及び、RANKING NEWSの著作権その他の権利は、オリコンDD(株)または、ニュース提供者に帰属していますので、
無断で番組でのご使用、Webサイト(PC、ブログ、携帯電話)や雑誌等で掲載するといった行為は固く禁じております。