来年2月にロシアのソチで開催される冬季五輪を伝えるNHKの現地キャスター陣が13日、東京・渋谷の同局で会見した。週末のスポーツニュース番組『サタデー／サンデースポーツ』を担当している杉浦友紀アナウンサーは、今回初めて現地キャスターを務めることになり、「よく食べて、よく飲んで、よく寝て。防寒対策もばっちりして、毛糸のパンツとか持って行こうと思っています」と意気込みを語った。

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　杉浦アナは中継番組を担当。「スポーツのアナウンサーになったからには、ぜひ五輪を現地から伝えたいと思っていたので、ワクワクしていますし、ちょっぴり緊張もしています。今大会を人生の集大成として位置づけているアスリートも多いと思うので、できるだけ現場に足を運んで、最新の情報を伝えていきたい」と話した。

　また、コブクロが歌うテーマソング「今、咲き誇る花たちよ」について、「ロシアの雪原の様子がパッと浮かんでくるようなロマンチックで、ノリやすい曲。カラオケでコブクロさんの曲をよく歌うんですが、この曲はみんなで歌えると思う」とアピールしていた。

　開会式を担当するのは、『おはよう日本』の阿部渉アナと廣瀬智美アナ。同局を代表する報道キャスターの一人でもある阿部アナは、意外にも五輪放送を現地で担当するのは初めてで、「スポーツと平和の祭典の開会式において、どういうメッセージを出してくるのか楽しみ。エンターテインメントとしても臨場感たっぷりにお伝えできれば」と抱負。ただ、「ソチには行くんですが、競技を観ずに帰ってこなければならないのが心残り」と残念がった。

　閉会式と現地実況を担当するのは、阿部アナと同期（1990年入局）の冨坂和男アナ。日頃からスポーツ中継を担当し、五輪の実況担当はソルトレークシティ、トリノ、北京、バンクーバー、ロンドンに続き6回目だが、「セレモニーを担当するのは初めてなので、大変緊張しています。日本選手の活躍があった上での閉会式であることを強く願っていますが、仮に思い通りにならなかったとしても、いい大会だったなと余韻を楽しんでいただけるような放送にしたい」と意気込んでいた。

　廣瀬アナは、ロンドン大会に続いて2回目の開会式。大会期間中は『ニュースウオッチ9』など夜のニュース番組の現地キャスターも担当する。ほかに上條倫子アナが、期間中の『おはよう日本』と閉会式の担当として現地入りする。