スタジオジブリの高畑勲監督最新作『かぐや姫の物語』(11月23日公開)の中間報告会見が17日、都内で開かれ、ヒロイン・かぐや姫の声を女優の朝倉あき、かぐや姫の幼なじみで、木地師の息子を高良健吾、かぐや姫の育ての親・父を昨年6月に亡くなった地井武男さんが演じることがわかった。地井さんにとって、同作が映画出演における遺作となった。 今作では、「プレスコ」という先に声を収録して、それに合わせて絵を作っていく手法を取っており、2011年夏に収録が行われていた。収録時、地井さん(当時69歳)は「動く絵や映像に合わせて声を出すアフレコやナレーションは経験がありましたが、先に声だけを収録するプレスコという手法が初めてでとまどいました」といい、「あまり慣れていなかったのでうまくいきませんでした。70歳近い初心者だったわけで、困ったものです」と照れ笑いしていたという。
2013/09/17