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『風立ちぬ』V8 宮崎駿監督の引退宣言で客足伸ばす

 興行通信社が9日発表した『全国映画動員ランキングトップ10』で、スタジオジブリ・宮崎駿監督作の『風立ちぬ』が8週連続で1位を獲得した。9月7日・8日の土日2日間の成績は、動員34万6103人、興行収入4億5576万1200円で、前週動員比113.6%と客足を伸ばし、先日発表された宮崎駿監督の引退宣言の反響があったことがうかがえる。累計動員788万人、累計興収は97億円を突破し、今週中にも100億円超えしそうな勢いだ。

興行収入100億円目前の宮崎駿監督作『風立ちぬ』(公開中)(C)2013 二馬力・GNDHDDTK

興行収入100億円目前の宮崎駿監督作『風立ちぬ』(公開中)(C)2013 二馬力・GNDHDDTK

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 宮崎監督は6日に都内で記者会見を開き、「何度と辞めようと言って騒ぎを起こしてきました人間ですが、今回は本気です」と長編アニメーション製作の第一線から退くことを宣言。今後は東京・三鷹の森ジブリ美術館の展示整備に力を入れたい意向を示した。

 また、8月下旬からイタリア・リド島で開かれていた『第70回ベネチア国際映画祭』では最高賞・金獅子賞を決めるコンペティション部門に出品されたが、残念ながら受賞は逃した。

 同ランキング2位には『キャプテンハーロック』(9月7日公開)が初登場。全国578スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員9万692人、興収1億3396万9750円をあげた。松本零士の人気コミック『宇宙海賊キャプテンハーロック』を、総製作費3000万ドルをかけて『APPLESEED アップルシード』の荒牧伸志監督が新たにフルCGで映画化。小栗旬三浦春馬蒼井優らが声の出演し、森川智之坂本真綾沢城みゆきら人気声優陣とともにSFバトルアクションを盛り上げている。

 こちらも『ベネチア映画祭』で特別招待作品として公式上映され78の国と地域から上映オファーを受けるなど評判は上々。海外展開も加速しそうだ。

■全国映画動員ランキングトップ10
1(→1) 風立ちぬ
2(NEW)キャプテンハーロック
3(↓2) マン・オブ・スティール
4(↓3) 劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
5(↑6) 貞子3D2
6(↓4) 映画 謎解きはディナーのあとで
7(↓5) モンスターズ・ユニバーシティ
8(↓7) スター・トレック イントゥ・ダークネス
9(↑11) 少年H
10(↓9) ホワイトハウス・ダウン
(2013年9月7日〜9月8日、興行通信社調べ)

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  • 興行収入100億円目前の宮崎駿監督作『風立ちぬ』(公開中)(C)2013 二馬力・GNDHDDTK
  • ランキング初登場2位の『キャプテンハーロック』(C)LEIJI MATSUMOTO/CAPTAIN HARLOCK Film Partners

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