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尾野真千子が長谷川町子に 『サザエさん』作者の人生をドラマ化

 女優の尾野真千子主演で、国民的人気アニメ『サザエさん』の原作者・長谷川町子の波乱の生涯が初めてドラマ化されることが28日、明らかになった。フジテレビ系『長谷川町子物語〜サザエさんが生まれた日〜』(仮)で、11月放送予定。

国民的マンガ・アニメ『サザエさん』の原作者・長谷川町子(C)長谷川町子美術館

国民的マンガ・アニメ『サザエさん』の原作者・長谷川町子(C)長谷川町子美術館

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 尾野は「“まちこ”が同じことから縁を感じる」喜びと、「正直、実在する人物、まして誰もが知っている“サザエさん”を作った長谷川町子さんを演じることはとても怖い」と不安を口にしながらも、「いつもの“自分らしく楽しく”をモットーに演じたいと思います」と意気込みを語っている。

 同ドラマは、アニメ放送45年を記念して制作。エッセイ漫画『サザエさん うちあけ話』など過去の文献や資料をもとに、人気漫画家の生涯を徹底取材した。最愛の父の死、母の英断による福岡からの上京、漫画界の御大・田河水泡に15歳で弟子入り、義兄の戦死など…。戦前戦中戦後の厳しい道のりを家族皆で支え合いながら生き抜いていく姿を中心に、漫画『サザエさん』の誕生秘話とその後の苦悩を描きながら、今なお日本人の心をつかんで離さない『サザエさん』の人気の秘密にも迫っていく。

 同ドラマを企画した情野誠人氏(同局編成部)は「“サザエさん”の原作者・長谷川町子さんの素顔は意外と知られていませんが、取材を進める中で、実はシャイで、すごく悩み続けた方で、ところが遊び心を決して失わなかった方。一言で言えばとても人間味あふれる方だったようです。なぜ『サザエさん』は生まれたのか? 町子さんが『サザエさん』を通して伝えたかったことはどういうことなのか? と、いうことを描いていければ」と語っている。

 町子が漫画の“サザエさん”を描くと、アニメの“サザエさん”が浮き上がってくるような演出も予定されており、尾野と“サザエさん”の共演も見どころになりそうだ。

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  • 国民的マンガ・アニメ『サザエさん』の原作者・長谷川町子(C)長谷川町子美術館
  • フジテレビのドラマ『長谷川町子物語』(11月放送予定)に主演する尾野真千子(撮影:西村康)

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