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前田敦子の主演作『もらとりあむタマ子』釜山国際映画祭でお披露目

 女優の前田敦子が主演する映画『もらとりあむタマ子』(11月23日公開)が、アジア最大級の韓国・釜山国際映画祭(10月3日〜12日)でワールドプレミア上映されることが決定した。A Window on Asian Cinema部門に出品される。

前田敦子の主演映画『もらとりあむタマ子』釜山国際映画祭でワールドプレミア決定(C)2013『もらとりあむタマ子』製作委員会

前田敦子の主演映画『もらとりあむタマ子』釜山国際映画祭でワールドプレミア決定(C)2013『もらとりあむタマ子』製作委員会

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 映画『苦役列車』(2013年)に続いて、山下敦弘監督と前田が再タッグを組んだ、音楽チャンネル「MUSIC ON! TV(エムオン!)」の30秒ステーションIDに始まる映像プロジェクトが、短編ドラマを経て、長編映画に結実。

 前田は「季節ごとに少しずつじっくりと撮ってきた作品なので1本の映画として劇場公開されるのもとてもうれしいですし、釜山国際映画祭に出品されることが決まったと聞いて、さらに喜びが増しました」と話している。

 映画は、前田扮する主人公のタマ子が、東京の大学を卒業後、父親がひとりで暮らす甲府の実家に戻り、就職もせず、家業のスポーツ店も手伝わず、ただひたすらに食っちゃ寝食っちゃ寝する毎日から、ちょっとした一歩を踏み出すまでの秋から夏に至るまでの1年を描く。

 脚本は、山下監督と大学時代からコンビを組み続け、昨年は『ふがいない僕は空を見た』が高い評価を得た向井康介氏が手がけ、俳優・作家としても活躍するシンガー・ソングライターの星野源が主題歌「季節」を提供している。

 ボサボサ頭で毎日がほぼジャージ姿、中学生にまで同情されてしまう程の“残念な実家依存娘”として自堕落な日々を送るタマ子を演じて、前田は「別に特殊な女の子ではなく、実は誰もが持っている気持ちの一部なんじゃないかなと思います。私もどこか共感してしまうところがあります。そんなタマ子の日常をたくさんの人に楽しんでいただけたらと思います」と劇場公開に期待を寄せている。

 同映画は、東京・新宿武蔵野館ほかにて11月23日より公開。

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  • 自堕落な日々を送るタマ子を演じた前田敦子の女優としての新境地にも注目(C)2013『もらとりあむタマ子』製作委員会

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