女優の山下リオが11日、テレビ東京系で放送される新ドラマ『リミット』（12日スタート　深0：12）の完成披露会見に出席した。現在、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で主人公・天野アキとともにアイドルを目指すGMTのメンバー・徳島代表の宮下アユミ役として活躍中の山下だが、同作では朝ドラのイメージから一転し、クラスのいじめられっ子を熱演する。

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　『リミット』は学校での壮絶ないじめを描いた『ライフ』の作者・すえのぶけいこ氏の同名漫画（講談社『別冊フレンド』）のドラマ化で、事故で崖下に取り残された女子高生たちが繰り広げる衝撃のサバイバル・サスペンス。事故で山中に5人の女子高生が取り残されるという衝撃の幕開けで始まり、サバイバルの過酷さだけでなく、ごく普通の人間が、極限状況下で陥る精神状態、そこで起きる矛盾や葛藤から、やがて、わずかな希望を見出し、再生へと至るまでを描く。

　山下が演じる森重亜梨沙、あだ名「モリコ」は、少女漫画を描くことが趣味の女子高生だが、いじめられたことをノートに逐一記録しており、バスの転落後、これまでの力関係を一気に逆転しようとする役どころ。

　11日に都内で行われた制作発表会で山下は「撮影は過酷でした。森の中や洞窟の中でのロケは環境的にも過酷でしたし、暗い性格の役だったので、精神的にも追い込まれました。皆さんの支えがあって完成したことうれしく思います」とあいさつ。「いままで演じたことがない役だったので、『アウトレイジ』や『ミザリー』のような静かな狂気にあふれた映画を観たり、監督らと何回も話し合いしながら、いろいろ試して役づくりをしました」と話していた。