1980 年4月公開のアニメ映画『地球へ…』で当時、幻の未公開シーンとされた「マツカの死」のパートがこのたび発掘され、Blu-rayの映像特典として初収録されることになった。

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　同作は、第25回小学館漫画賞を受賞した竹宮惠子氏の本格SF長編を、青春路線をはじめとする数々の秀作で知られる恩地日出夫監督が映像化。キャラクターの配置やメカデザイン等、原作と異なる要素を随所に盛り込み、実写映画の感覚を取り入れた映像表現で大ヒットを記録した。主要キャストに井上純一、秋吉久美子、故・沖雅也さん、薬師丸ひろ子ら人気俳優を多数起用するなど、当時のアニメ作品では見られなかった試みで話題を呼んだ。

　発掘されたシーンは、脚本段階では描かれていたものの制作段階でカットされたために、一部ファンの間で長年噂になっていた場面。今回、竹宮氏に寄贈されていたフィルムが発見され、本邦初公開される。また、竹宮氏、恩地監督、田宮武氏（プロデューサー）の鼎談も実現し、新たに収録される。『地球へ…』のBlu-rayは9月13日発売。