前作から3年ぶりとなる『秘密結社鷹の爪』シリーズ5作目の劇場公開が今秋に決定した。タイトルは『鷹の爪GO〜吉田、秘密結社やめるってよ（仮）〜』。世界征服をたくらむベンチャー秘密結社鷹の爪団と、彼らの野望を阻む正義の味方・デラックスファイターとのやり取りを描いた世界征服コメディー。鷹の爪の生みの親であり、同作でも監督・脚本をつとめるFROGMANは「今回の映画のテーマは“親子”。大人と子供、家族みんなで楽しめる映画を作ります。目指すは『クレヨンしんちゃん』！」と意気込みを語っている。

　2006年、テレビ朝日の深夜にて放送されたTVシリーズ後、同年のTOHOシネマズでのマナームービーの放映により人気が拡大。翌2007年には劇場版1作目となる『秘密結社鷹の爪 THE MOVIE〜総統は二度死ぬ〜』が公開された。その後『秘密結社鷹の爪 THE MOVIE2〜私を愛した黒烏龍茶〜』（08年公開）、『秘密結社鷹の爪 THE MOVIE3〜http://鷹の爪.jpは永遠に〜』（10年公開）と続き、4作目は『鷹の爪3』のDVD特典として制作された。

　独自の笑いとテンポと間、洗練されたシナリオ、そして鷹の爪団の総統や吉田くんをはじめとした魅力あるキャラクターたちが多くのファンを魅了。昨年4月にはNHK・Eテレにも進出し、子ども向け番組『ビットワールド』（毎週金曜　後6：20〜）内で『秘密結社鷹の爪NEO』が放送されると、全国的に、小学生からファミリーまで幅広い層に認知を広めた。

　新作の副題についてFROGMANは「他にも『神と神と部屋とYシャツと私』、『島根はまだ本気出してないだけ』、『レ・ミラリルレロ』などたくさんの有力候補があり、社内で協議を重ねた末の厳正なる選考の結果、社運をかけてこの度の副題決定となりました」と明かす。この選択が吉と出るか凶と出るか。あす20日からは全国のTOHOシネマズ（一部劇場を除く）にて、劇場限定の特報映像の上映やお面として遊べる吉田くんの顔型チラシの設置し、世間の反応をうかがう。