人気アイドルグループ・SKE48の松井玲奈が6日、東京・神谷町にあるNHK放送博物館でNHKドラマ『放送博物館危機一髪』の撮影中に会見した。テレビ60年の企画展の準備が進む同館に幽霊が出現し、松井演じる記念番組の中継ディレクターを任されたのぞみが、幽霊退治に奮闘する物語。松井は「大きな声ではいえないのですが、見える人なので…何度か（幽霊を）見たことがある」と自身の霊感体質を告白し、共演したAKB48の秋元才加、女優の野際陽子らを驚かせた。

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　松井は「人からもらうこともあって、『もらったな』と思ったら塩風呂に入る。泡が出ると抜けたなと思う」と知られざる“習慣”も打ち明けた。野際に「痩せるためじゃなくて？」と突っ込まれると、「いえ、清めたお塩を入れるんです」とマジに話した。

　普段は「気にしないようにしている」といい、建物などにいるかいないかも感じるという。同ドラマの舞台となった放送博物館には「ここにはいないのがわかっていたので、安心して撮影できた」と話すと、またもや野際に「物語としてそれは困るんじゃない？　身も蓋もない」と突っ込まれ、慌てて「いることにして下さい」と訂正していた。

　幽霊の存在を「信じていません」という野際は、金縛り現象さえも「欲求不満です」とバッサリ。1958年から1962年までの4年間、NHKに在局していたこともあり「50年ぶりに戻ってきた感じ」と、同作への出演を喜んでいた。劇中では、放送博物館に住み着く幽霊役の藤本隆宏とのロマンスも描かれ、「久しぶりにロマンティックな役で、どうしようかとドキドキしながら演じました。家に帰って鏡を見たら顔が真っ赤で…、撮影のせいなのか、寒かったからなのか…」とご機嫌だった。

　同ドラマのシリーズ第1作『朝ドラ殺人事件』（2012年3月放送）と、第2作『大河ドラマ殺人事件』（2012年8月放送）にNHKのアシスタントプロデューサー・新見美穂役で主演した秋元は、今回も同じ役で出演。「AKBとSKEも先輩後輩の間柄ですし、今回の役ともリンクしている。一段と成長した姿をみていただきたい」と貫禄を漂わせていた。

　撮影は本日、クランクアップ予定。全国放送される同局のドラマ初主演の松井は「素敵な共演者、スタッフにサポートしてもらい、たくさん勉強させてもらった。楽しんで観てもらえるように演技をがんばりました」と充実した表情をみせていた。